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鍛えられた脊髄反射で体は動いていた。
サクラとナルトの服の背中を全力で引っ張って自分より後ろに放り投げ、相手の爪は引き抜いた短刀で何とか受け止める。


『雷牙!』



バチバチッと雷が刀と相手の爪に走り、あまりの痛みに相手は腕を引っ込めた。
だがそんなもんで止まる程弱くはない。すぐに距離を取られてまた攻撃の体勢を整えている。


こちらも直ぐにタズナさんを守る体勢に入る。



『サクラ、タズナさんの護衛!』



ハッとしたように立ち上がってクナイを構えるサクラ。これで万が一があった場合も保険はかけられた。


サスケが処した方も気絶はしなかったらしく同時にこちらに向かってくる。
サスケも隣に戻ってきていたので2人で攻撃を仕掛けようとした時、ピタリと相手の動きが止まった。



「せ、先生...!」





原作通り怪我のないカカシ先生が、忍2人の首根っこを捕まえていた。
それを縛り上げるのをぼんやりと眺めながら考える。



...原作に微細なズレが出てきている。
でもなんで?今回『未来を変えよう』とは思ったけど実質何も行動は起こしてない。


「...い、...ーい...おーい、A」

『おっわイケメン』


唐突に視界に入り込んできたイケメン。近い。顔が良すぎて死にそう。
カカシ先生が私の前にしゃがみこんで、下から覗かれていた。下アングルはブスだから見ないで欲しかったけど。


「手ぇ見せてって言ったの聞こえてた?」

『手?...げっ』



手甲で防げなかったところが少しだけ切れて、血が出ていた。爪が掠ったらしい。
爪が掠ったといえば...



『先生、ナルトの怪我は...』

「怪我?いや、ナルトは怪我してないけど...お前が庇ってたじゃない」


え、そこも変わってるの?


『...』

「その顔から見て...この襲撃は知ってたのね。」

『ええ。...でも、私が知ってる未来とは少し違います。』

「!」

『凄く微細なところですが...』


微細な変化について話すと、カカシ先生はいともあっさりと言い切った。



「そりゃお前がいるんだから変わるでしょうよ。人が一人増えてるんだからサ」

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あおい - 主様銀魂とツイステ知ってるだろ、、、ここが俺らのツイステッドワンダーランドや、、 (3月19日 14時) (レス) @page7 id: 61f4292cce (このIDを非表示/違反報告)
カカシ先生の二の腕ありがとうございますッ - 好きすぎて爆発してるゥー (2022年11月30日 2時) (レス) @page22 id: 35a2f73e5b (このIDを非表示/違反報告)
Luna - すきぃ、、、 (2022年8月1日 22時) (レス) @page50 id: c3b541dbab (このIDを非表示/違反報告)
レイラ(プロフ) - 初めまして……!!!素敵な作品をありがとうございますッッ!ページを進める度爆笑しています……! 無理せずに頑張って下さい!!!応援しています! (2020年11月13日 10時) (レス) id: c3fcfeb2b8 (このIDを非表示/違反報告)
こむ - はじめまして!大好きですこれ!ありがとうございます!いつも笑わせてもらってます! (2020年11月4日 18時) (レス) id: 1f65b2d6f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年10月2日 7時

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