検索窓
今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:3,099 hit

最悪のタイミング ページ7

「ねっ、ねぇ涼太くんっ…」


「ん?なんスか?」



「いとこなんてっ…言って良かったの…?」




嘘なのに…そう呟くと、涼太くんはにこりと笑って




「彼女じゃないってわかれば、あの子たちも安心するから」





Aちゃんに危害を加えないため、なんて
優しすぎるよ。





「あ、それとも…」


涼太くんはスッと顔を近づけて




「彼女って言ってほしかったッスか?」



「っ…!」





優しい笑顔ずるい。
イケメンなのずるい。





「そんなわけないじゃん…」



「ははっ、じょーだんッスよ。さーて、どこ行こっか?」



「マジバ…」


「えー?またッスか?」




そう言って笑う涼太くんの向こう側に、見たくないものが見えた。




「うそでしょ」




まさかこのタイミングで…?





「…あ?」




その人物は私を見て、その次に涼太くんを見て
いつもの作り笑いを浮かべた。





「あれ?海常高校の黄瀬涼太くんじゃないか」




相変わらず、気にくわない。





「えー…っと……確か霧崎第一の…」



「涼太くん、いいから行こう」




極力関わりたくないっていうか…なんとなく2人を接触させちゃいけない気がする。





「いーのかなぁ、有名モデルがこんなところで女の子とデートなんて」



「やめて」



精一杯睨んだつもりだけど、たぶん効いてない。




「行こ」




涼太くんの手を引いて、できる限り遠くへ。


気づけばマジバ付近まで来ていた。

彼氏にするなら→←突然のお誘い



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:黒バス , 花宮真 , 黄瀬涼太
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ここあ。 | 作成日時:2015年1月17日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。