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お隣さん ページ1
「お母さん、行ってきまーす!」
「行ってらっしゃい〜」
今日から新学期。
私は二年生になる。
家のドアを開ければ、涼しい風が頬をかすめ、なんだか新しい匂いがした。
でも、目の前に広がった光景はいつも通りで。
「…ゲッ………なんだって新学期の始めからテメェに会うんだよ………」
この人。私の家のお隣さん・花宮真。
私を見るたびにイヤな顔をして、なんかブツブツ言ってる人。
学校が同じだからなにかと関わる機会が多い。
現に今も、こうやって家の前で鉢合わせてしまっている。
「私だって会いたくないですよ」
最初は紳士的で優しい人だと思ったのに、なにかがキッカケでこうなってしまった。
「チッ……」
小さく舌打ちをすると、花宮くんはスタスタ歩いていった。
なんなの?私がなにしたっていうの?え?
せっかく新学期なのに…なんだかスタート悪いなぁ…。
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作者名:ここあ。 | 作成日時:2015年1月17日 13時