・ -JK side- ページ27
―――
「何言ってんだ…?」
「嫌! 来ないで!!」
この人はきみのお兄さんだよ…?
ずっと君のことを思ってたお兄さんだよ…?
僕たちは頭が真っ白になってただ立ちすくむことしかできなかった
「申し訳ありません、しばらく外でお待ちください」
程なくして看護師さんたちがやってきて、俺らは病室を追い出された
何がどうなっているのか…
「先生からお話があります。案内いたします」
そう言われて連れて来られたのは診察室
扉を開けると、前にも話したことがあったあの先生がいた
その先生から告げられた言葉は…すごく残酷だった
「原因は、頭部傷害によるによる逆行性健忘といって…よくいわれる記憶喪失です」
「自分の名前や年齢は疎か、家族や住所など個人に関する記憶をすべて失っている状態です」
頭の中が真っ白になった
「それは…回復するんですか?」
「えぇ。回復する見込みは十分あります。ですが、それが1週間…あるいは何年、何十年もかかる可能性もあります」
どうしてこんなに意地悪なんだ
うれしい再会のはずが…
ユンギヒョンにかける言葉が見つからなかった
―
895人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
irene - 全然構いませんよ!ゆっくりで大丈夫なので更新頑張ってください! (2018年1月13日 22時) (レス) id: cf47edc606 (このIDを非表示/違反報告)
ここあ。(プロフ) - ireneさん» コメント返信遅くなってしまい申し訳ないです…。ありがとうございます! これからも応援よろしくお願いします。 (2018年1月8日 17時) (レス) id: 06e7d48aad (このIDを非表示/違反報告)
irene - すごく感動しました!ハッピーエンドになることを願います 更新頑張りましょう!待ってます (2017年12月26日 22時) (レス) id: cf47edc606 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ここあ。 | 作成日時:2017年12月3日 17時