loss of memory

・ -JK side- ページ26

―――



「ふぅ…」



病院に着いたけど、ユンギヒョンは明らかに緊張している



「…ヒョン大丈夫ですか」


「あぁ…行くか」



受付を済ませ、病室の前まで案内された

ヒョンはもう一度深呼吸をして、扉を軽くノックした



「はーい」



その声を聞いただけでヒョンも僕も胸が高鳴った

本当に目を覚ましているんだ…

急かすようにヒョンの背中をたたく



「行きましょう、ヒョン」


「あ、あぁ…」



扉を開けたらそこにはユンギヒョンの妹がいる

会ってみたかった、話してみたかった妹さん

お兄さんが突然来たら驚くかな…どんな反応するんだろう？

いろんな想像をしていると、ヒョンは扉を開いた



「……！」


「A…」



なんで…彼女はあんな驚いてるんだ？

ちがう…あれは明らかにうれしい驚き方じゃない……



「どなた、ですか……？」



…嗚呼。なぜ悪い予感は当たってしまうんだ。





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