29.制御室 ページ29
場所:制御室
夏目「………」
アカリ「………」
夏目「…………………………」
アカリ「…………………………」
長い沈黙。
その理由は
アカリ「もうなにこれ?!謎解きゲームの真似かな?!」
制御室に入った瞬間扉が閉まり、
天井からぶら下がる電光掲示板には『START!!』と文字が浮かんだ……
と思ったのもつかの間、5:00と文字が表示され4:59……4:58……と数字が減り始めたからである。
アカリは慌てているのを隠せずわめいた。
夏目はそれと対照的で冷静に周りを調べていた。
夏目「調べた結果、この箱以外不審な物はないみたいだヨ」
アカリ「何でそんな冷静なのかな〜?
というか夢ノ咲学院にこんな変なセキュリティいらないと思うよ…
考えたやつ意味わかんない………」
夏目「夢ノ咲の人が作ったわけでは無いんじゃないかナ、
イタズラをしようとした生徒を懲らしめるのが目的ならこんなのないと思うヨ
ほラ、下を見テ」
アカリが下を見ると
床が透けていてその奥で電光掲示板と同じ時間を知らせるものがついておりたくさんの導線が絡み合っている『何か』があった。
アカリ「……え?……もしかして…?」
夏目「まちがいなく爆弾だろうネ。
それにここまで大きいと爆発したラほぼ100%僕たちはし「それ以上言わないでね!?」
爆弾爆発まで残り3分
場所:廊下
零「……皆、生きてるみたいだな」
零とヒカリによる水鉄砲の襲撃を受け全身濡れている生徒たちを見て零が呟いた。
生徒達がいるためか、零は再び無理矢理『俺様』の振りを始めた。
モブ男1「零生徒会長、これは何事ですか?」
モブ女2「零先輩っ////初めて近くでお目にかかれてうれしいです////」
ごもっともな事を言う真面目そうなモブと絶対今関係無い事を呟き絶賛鼻血吹き出し中のモブ(作者似←)。
零 ヒソヒソ「今までの事話したとこで信じると思うか?こいつら。」
零はヒカリにだけ聞こえるように尋ねた。
ヒカリ ヒソヒソ「厳しいかもしれない。
とりあえず適当に言って手伝わせろ。」
零 ヒソヒソ「わが…俺にやらせる気か?」
ヒカリ ヒソヒソ「お前が言った方があいつら信じるだろ?
ほら、こんなに黙ってたら不思議に思われんだろ、何か適当に言え。」
零「皆聞け。」
その零の声で全員が私語を止め零の方を向いた。
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夜桜凛(プロフ) - 孤影色羽さん» いえいえ、全然大丈夫っすよ! (2017年3月29日 0時) (レス) id: 6245cde835 (このIDを非表示/違反報告)
孤影色羽(プロフ) - 夜桜凛さん了解です、修正致します。 ご迷惑おかけしてすいませぬ。 (2017年3月27日 21時) (レス) id: ad3a3184a3 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜凛(プロフ) - 25話の零さんのセリフ、「襲いかかって」が「遅いかかって」になってますよ! (2017年3月26日 23時) (レス) id: 18db37ab0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:孤影色羽 | 作成日時:2017年2月24日 22時