10 乙事主 ページ11
朝方、ディダラボッチになったシシ神が森へ戻ってきた
ｼﾞｺ坊「オオ！出たぁディダラボッチだ！ついに見つけた！…………？何しとる早く見んか 何のためにこんな臭い毛皮を被って耐えて来たんじゃ」
？「シシ神を見ると目が潰れるわい」
ｼﾞｺ坊「それでも主は、西国一の狩人 この天朝様の書き付けを何と心得る 天朝様がシシ神退治を認めとるんじゃ早くしろ！」
ディダラボッチがシシ神へ戻り、死に際だったアシタカを救った
？「ｼﾞｺ坊様」
ｼﾞｺ坊「んー わかっておる」
？「あそこを」
ｼﾞｺ坊「んー？何とも夥しい数だな」
？「ありゃあ、この森のもんじゃねぇ それぞれいずくかの山の主だ」
ｼﾞｺ坊「…………」
乙事主「………」
？「鎮西の乙事主だ！」
ｼﾞｺ坊「鎮西？海を渡って来たと言うのか」
？「間違いねぇ、あの四本牙 一族を率いて来やがったんだ」
乙事主が森に到着した頃、サンはシシ神様が生かしたアシタカを助けていた
そこへモロ率いる神々が集まった
ｺﾊｸ「サキ、乙事主だ」
サキ「！…………モロ」
モロ「大丈夫」
サキ「…………無理はするな」
モロ「………来たようだ」
猪の群れが辺りを囲む
猪「我らは、人間を殺し森を守るために来た！ なぜ此処に人間がいる」
モロ「私の娘とシシ神様の娘だ 人間なら何処にでもいる 自分の山に戻りそこで殺せばいい」
猪「シシ神の森を守るために殺すのだ なぜ人間が此処にいる」
サン「この人間の傷をシシ神様が癒やした だから、殺さずに返す」
猪「シシ神が人間助けただと？ シシ神が人間を癒やしただと！ なぜ、ナゴの守を助けなかったのだ！ シシ神は、森の守り神ではないのか！」
モロ「シシ神は、命を与えもし奪いもする そわなことも忘れてしまったのか猪ども」
猪「違う！山犬がシシ神を独り占めしているからだ ナゴを助けず裏切ったからだ」
モロ「貴奴は、死を恐れたのだ今の私のように」
サン「！」
モロは、自分の体の現状やナゴの守のことを話した
しかし、猪たちは怒るばかり
サキ「モロやこの森を汚すと言うならば容赦せぬぞ」
神々が牙を出した所で乙事主が到着した
乙事主「シシ神の娘、すまぬが許しておくれ」
モロ「乙事主だ 少しは、話の分かるヤツが来た」
サキ「…………ナゴは死から逃げ、タタリ神となったその最期をその人間が看取った」
ｱｼﾀｶ「ナゴの守に止めを刺したのは私だ 村を襲ったタタリ神を私はやむなく殺した 大きな猪神だった」
神々「…………！」
ｱｼﾀｶ「これが証拠だ」
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k 靭瀏 - 素晴らしい話ですね！とても面白いです。続きを待ってます！ (2021年8月27日 1時) (
レス) id: de4b4de96b (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - 続き楽しみです！ (2021年8月14日 13時) (レス) id: 3ee3a5f1c6 (このIDを非表示/違反報告)
__ne_mU_(プロフ) - おもしろい...頑張ってください！ (2021年8月14日 5時) (レス) id: 2fa8042a76 (このIDを非表示/違反報告)
mito - すごく楽しくて吸い込まれるような感覚になります。更新頑張ってください！ (2021年8月14日 0時) (レス) id: 121f4f7b22 (このIDを非表示/違反報告)
かむり��(プロフ) - 一話一話が面白いので、いつもワクワクしてます！ (2021年4月19日 7時) (レス) id: 54a03665cc (このIDを非表示/違反報告)
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