男と女のﾀﾞﾌﾞﾙｽ２【テニスの王子様】 (ページ10)

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そして、零式ﾄﾞﾛｯﾌﾟｼｮｯﾄを返した大石だが
手塚ｿﾞｰﾝで引き寄せられるﾎﾞｰﾙは、真田が

真田「静かなること林の如く」

跡部/大石「！！」

幸村「この勝負、真田と手塚の勝ちだね」

紗季「手塚部長のｿﾞｰﾝと真田さんの雷に加え林を打たれたら………二人は、」

越前「でもそう簡単に猿山の大将が諦めるとは思えないけどね」

紗季「…………はぁー」

不二「大変だね」

紗季「代わってくださいよ不二先輩」

不二「嫌♪」

紗季「…………」

試合は、互いに譲らず最後の最後まで走り続けた結果

大石「負けたよ手塚」
跡部「完敗だ」
手塚「いい試合だった」
真田「ああ」

四人が握手をし、勝利を決めた手塚&真田

紗季「さぁーて………次は、私たちだねﾘｮｰﾏ」

越前「賭け、忘れないでよ？」

紗季「それ、賭ける意味あるの？どのみち明後日海水浴だよ？」

越前「いいの」

紗季「…………」

燭台と越前がそれぞれ隣のコートへ歩きだした
桃城と幸村は、後輩を見守る感じで後を追う
そして、試合を終えた跡部たちも隣のコートへ

幸村「よろしくね青学さん」

桃城「よろしくっす」

越前「負けないから」

紗季「こっちこそ」

各自それぞれの位置へ着いた
最初のサーブは、越前のﾂｲｽﾄｻｰﾌﾞ

紗季「来ると思ったよ」

シュッパーン

越前「紗季は、ｻｰﾌﾞ技ないんでしょ？」

紗季「さーね」

桃城「越前」

越前「わかってるっすよ」

幸村「？」

紗季「私には効かない」

桃城「阿」

越前「吽」

青学「出た、阿吽戦法」

幸村「なるほどね………」

紗季「！！」

幸村「ごめん、紗季ちゃん」

紗季「？」

幸村「僕の技は、全国まで見せるわけにはいかないんだ」

紗季「………いいですよ……そのときの相手が誰になるか分かりませんけどその方が青学は、燃えますから」

越前/桃城「言うじゃん」

紗季「そうですよね？青学？」

青学「そうさ」

紗季「それにこの合宿は、3年生の思い出を作るためですよ？だから、私にできることなら何でもします」

幸村「ありがとう」

越前「ねぇ、あの目で相手してよ」

桃城「俺もあの目がいい」

紗季「仕方ありませんね……威力もろもろ保証しませんよ？」

紗季は、コンタクトケースにコンタクトを入れジャージと共に手塚部長に預けた

紗季「いくぜ？」

幸村「！！」