LBX 20体目 ページ24
あれから私は屋上で昼休みまでサボっていた。
内申？そんなの知りません(
で、今は昼食を食べている。
後ろのテーブルでは、小隊長達がガウンタイゼルファーの囮役を決めているようだ。
「私たちはご免ですよ。囮なんて、能力の低い奴がすることですから。」
能力が低い奴なんかに、囮が務まると思っているのか。
囮って以外に大変なのにな。
「素直にビビってるって認めたら？仲間殺しのリクヤくん」
キャサリンの毒舌スキル発動。
「仲間が戦ってるのに、すぐ自分だけエスケープスタンスで撤退。何であんたが小隊長なのかなぁ？」
「いつもながら、キャサリンのお喋り攻撃は強烈だね」
「口だけじゃないってこと、教えてあげましょうかカイト」
口論が始まったのはいいが、もっとまともな話をしろよ。
「...真面目に話そう」
流石、委員長。
「囮役が一番難しいのは確かだ。攻撃をかわすには、相手以上の技量が必要だからな。
つまり、今回の様に相手の実力が上となれば、倒されるだけの的になり兼ねない」
ガウンタイゼルファーってそんなに強いかなぁ。
「誰もやらないんですか」
「キャサリン立候補したら？レディーファーストっていうだろ」
「日本の女性は、3歩後ろに下がって男性についていくんじゃなかったっけ？」
カイトとキャサリンの口論が止みそうにないな。
「委員長、どうする」
ハルキは俯いたまま。
と、そのとき
「「俺/僕がやります！」」
私と同じテーブルに座っていた、アラタ君とヒカル君が立ち上がった。
「バイオレットデビルと戦ってみたい！」
「僕もだ！」
「駄目だ！小隊長として許可できない！」
案の定、ハルキが反論した。
まあ、前のこともあるしね。
凡人は、バイオレットデビルに勝てないよ。
-------------
「何度言ったら分かるんだ！隊長命令が聞けないのか！」
まだ続いてたのか。
放課後にまで及ぶとは。
ヒカル君は黙って席に座っちゃうし、教室中の人は無言だし。
退屈過ぎる。
「食べなよ。昼飯食ってないんだろ」
そう言って、サクヤがハルキに差し出したのは、コッペパン。
「いつまでもあのことを気にしてたら、前に進めないと思う」
「サクヤ...」
「食わなきゃ腹は膨れない。立ち止まってたら、何も始まらない。今のままでは駄目だよ」
よし。よく言ったぞ、サクヤ。
これで決まったね。
ハルキは、少し考えるようにしてから言った。
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ベル - 読みました つづきが読みたいです 北条ムラクとの関係も興味深いです。 あと個人的に花をモデルにしていて好きになりました。 (2018年5月26日 20時) (
レス) id: bb8a588750 (このIDを非表示/違反報告)
xミリスx@セレディ先生love(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！そう思ってくれる方がいるだけで嬉しいです。コメントありがとうございます！ (2013年10月3日 23時) (レス) id: 352a850271 (このIDを非表示/違反報告)
りん - めっちゃおもしろいです！ (2013年10月3日 23時) (レス) id: b9d101cf70 (このIDを非表示/違反報告)
みずほ - わおわおー☆ (2013年10月1日 16時) (レス) id: 7cf2510bb5 (このIDを非表示/違反報告)
xミリスx@セレディ先生love(プロフ) - リュナさん» はい！参考にさせて頂きます！ 頑張りますね^^ (2013年9月29日 15時) (レス) id: 352a850271 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：xミリスx | 作成日時：2013年7月21日 20時
