下準備 ページ10
『て、手に入れるって‥どういう‥』
力が強い‥身体が動かない?!
｢私はここでまだやる事がある。先に行っててもらおうか。｣
正宗にしっかり捕まえられてしまったAは何処かのゲームエリアにそのまま転送されてしまった。
(みんな‥ごめんなさい。)
とりあえず頭の中で謝っておく。
捕まえられてしまったのは確かだが、理由がイマイチ分かっていなかった。
『‥で？ここは何処なんだろう？』
何もない。
地面も壁も天井も‥薄暗い灰色の世界だった。
こんな所にずっといたら気が狂ってしまいそうだな‥なんて呑気なことを考える。
『まさか‥ずっとこのままなんて事ないよね‥ﾊﾊ』
軽く独り言のように呟く。
声を発した筈なのに、この世界の所為か発しているのかすら分からない
さっきは呑気に考えていたが、いざ声に出すと本当になるような気がして背筋がゾッとした。
(しばらく経てばクロノスが来るんだよね)
そう考えてから、目を瞑り眠ることにした。
完全に現実逃避だった。
｢おいっ、神！大変だっ！お前の親父ここにいるぞ！｣
CRにからゲーム機内に飛び込んできた貴利矢が黎斗に向かって叫んでいた。
｢‥ちゃんと説明してもらえるかい?｣
｢わりぃ、ちょっと焦った。イヤ、それがな？どうやらお前の親父、ここの病院に入院したみたいなんだよ。えっと、人間ドックみたいなやつ？｣
ーーーーガシャンッ!!
後ろから何かが割れる音がする。
貴利矢と黎斗が振り向くと、そこには真っ青な顔をしたシロがカップを落としたまま立っていた。
｢A、どうしたんだい？顔色が悪い。何かあったのか？｣
黎斗が今にも倒れそうなシロを支えて尋ねる。
『‥ごめんなさい。病院からは出ないから‥と言うのでくーちゃんをここから出しました‥どうしよう‥ごめんなさい』
真っ青な顔をしたシロが涙目で謝り続けていた。
｢大丈夫、シロちゃんは悪くないから。きっとAちゃんが何か言ったんでしょ？『私も何かしたい！』とかさ。心配すんなって、自分がちゃんと見つけ出すからさ！｣
黎斗に支えられていたシロの頭を撫でて笑うと少し安心したのか顔色が少し戻った。
｢さて‥神の方はまだ時間かかるか？｣
貴利矢が黎斗の方を見て確認をすると、黎斗はニヤリと笑ってふんぞり返る。
｢私を誰だと思っている！後はもう１人の君が来れば全てが揃う所まで完了しているさ！｣
｢一応褒めといてやるよ。じゃあ‥アイツ呼んだら戦闘開始と行きますか！｣
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koji(プロフ) - 桜奈さん» 有難うございます。そんなふうに言ってもらえるなんて本当に嬉しいです！もう、エグゼイドは少し昔のライダーになってしまっていますが、私の中の貴利矢さんはいつまでも変わらずにいます！又機会がありましたら逢いに来て下さいませ♪有難う御座いました！！！ (2018年8月14日 21時) (
レス) id: 91fefba221 (このIDを非表示/違反報告)
桜奈 - 貴利矢さんとの恋愛の夢小説で現実にあったらいいなと思いました。前から気になっていた作品ですが本当に読んで最高でした。kojiさんありがとうございました。 (2018年8月14日 16時) (レス) id: 17a1f17e2c (このIDを非表示/違反報告)
koji(プロフ) - 大崎舞子さん» 有難うございます！大崎さんの言葉に励まされました！貴利矢さんは理想なんですよねー♪夢主‥これもまた理想です。本人全く違う人間笑 短編頑張りますのでよろしくお願いします！ (2018年6月19日 20時) (レス) id: 91fefba221 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - 完結ですねー！おめでとうございます！そしてお疲れさまでした！kojiさんのとこで読むたびに貴利矢を好きになっていきましたよ！健気な夢主ちゃんと全部受け止めてくれる貴利矢。理想だなぁ♪また短編始まったら読みに来させてくださいね！ (2018年6月19日 14時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
koji(プロフ) - 双羅さん» 有難うございます！きゅんきゅんしていただけて何よりです！読み返していただけるなんて更に光栄です！貴利矢ロスは続行中です笑 短編頑張りますのでよろしくお願い致します！ (2018年6月19日 12時) (レス) id: 91fefba221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koji | 作成日時：2018年4月25日 3時
