2人の会話 ページ6
「お前‥まだ言ってねぇ事あるんじゃね?」
Aちゃんが楽しそうに部屋を見ている間に確認‥と言うかちょっとカマかけてみる。
自分の予想が正しければ、こいつに世界征服出来る力なんて無い。
一瞬驚いたような顔をしていたが、困った顔をして口を開いた。
「はっ‥。流石愛しい彼女の事になるとカンも鋭くなるのかねぇ‥」
「‥そんな事を聞いてるんじゃねぇよ」
聞いてもらって安心しているのか、それとも計算のウチなのか‥自分と同じ筈なのによく分からない。
‥イヤ、同じだからか?
だが、こっちの考えも気にせずにこいつは自分の予想した通りの事を話し出した。
「わりぃな。‥お前の言うとおりだ。檀正宗の狙いは‥Aちゃんだよ」
「やっぱりそうか‥。だけど、逃げるなり何なり出来たんじゃねーのか?」
何故甘んじて言うことを聞いているのか‥弱みでも握られているのか?
すると‥急に顔を真っ青にして話し出す。
「‥だってよ。聞いたんだ。時を操る事が出来るクロノスがAちゃんに何をしようとしてるかを。」
「‥何をする気なんだよ?」
「聞くのか?後悔するなよ‥?」
「し‥しねーよっ!」
あまりの真剣さに緊張が走る。
世界征服なんだから余程のことなのかもしれない。
お互い顔を見合わせてからしっかり頷いて話を進めた。
「クロノスはAちゃんを捕まえてピーーッしてからピーーッでピーーッしてピーーッになった所でピーーッしてピーーッにする気だ。更にピーーッでピーーッをすればピーーッになる。そうなったらAちゃんはクロノスに逆らえなくなるらしい。」
「‥‥‥‥‥」
「聞いてたか?あのな?クロノスは‥」
「あーーっ!待って待って!分かった!言わなくていいっ!ってか!ここじゃ詳しく書けないヤツ、それっ!」
「な?聞いてちょっと後悔しただろ?」
「‥‥‥したわ。ってかさ。クロノスの奴マジで何する気なんだよっっっ!!!」
「俺も聞いた時正直引いた‥」
「「ないわーー‥‥」」
『貴利矢さーん!どうかしたんですかぁ〜?』
Aちゃんが何も知らずに可愛い顔して走ってくる。
丁度2人の間に立ち止まった彼女を自分達は同時に抱き締めていた。
『えっ?ちょっ‥ちょっとどうしたんですか?2人とも?』
こんな事で顔を真っ赤にしてうろたえる彼女にクロノスは‥。
「「Aちゃんっ!絶対に守るからねっ!!」」
世界は違えどやはり自分とアイツは同じなんだと思った。
27人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
koji(プロフ) - 桜奈さん» 有難うございます。そんなふうに言ってもらえるなんて本当に嬉しいです!もう、エグゼイドは少し昔のライダーになってしまっていますが、私の中の貴利矢さんはいつまでも変わらずにいます!又機会がありましたら逢いに来て下さいませ♪有難う御座いました!!! (2018年8月14日 21時) (レス) id: 91fefba221 (このIDを非表示/違反報告)
桜奈 - 貴利矢さんとの恋愛の夢小説で現実にあったらいいなと思いました。前から気になっていた作品ですが本当に読んで最高でした。kojiさんありがとうございました。 (2018年8月14日 16時) (レス) id: 17a1f17e2c (このIDを非表示/違反報告)
koji(プロフ) - 大崎舞子さん» 有難うございます!大崎さんの言葉に励まされました!貴利矢さんは理想なんですよねー♪夢主‥これもまた理想です。本人全く違う人間笑 短編頑張りますのでよろしくお願いします! (2018年6月19日 20時) (レス) id: 91fefba221 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - 完結ですねー!おめでとうございます!そしてお疲れさまでした!kojiさんのとこで読むたびに貴利矢を好きになっていきましたよ!健気な夢主ちゃんと全部受け止めてくれる貴利矢。理想だなぁ♪また短編始まったら読みに来させてくださいね! (2018年6月19日 14時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
koji(プロフ) - 双羅さん» 有難うございます!きゅんきゅんしていただけて何よりです!読み返していただけるなんて更に光栄です!貴利矢ロスは続行中です笑 短編頑張りますのでよろしくお願い致します! (2018年6月19日 12時) (レス) id: 91fefba221 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:koji | 作成日時:2018年4月25日 3時