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『ええぇぇぇっっ!!!まさかのおとーさん!』
「ってか、服集めて満足ってどんだけナルシーよ?!」
2人で思わず大騒ぎしてしまった。
人物もだがクリア条件にも驚きだったからだ。
そんな私達を見て彼は大きくため息をついた。
「お前ら‥やっぱりアホなのか?お前らなら何とかしてもらえるかも‥と期待した俺がアホなのか?」
ガックリ肩を落としている彼に慌てて声を掛ける。
『ご、ごめんなさい!考えれば確かにラスボスはおとーさんなので不思議はない‥ですよね?』
元の世界のテレビ版‥クロノスがラスボスだったことを思うと出てきても不思議はない。
ただ‥助けて欲しいって程のクリア条件じゃない事が不思議なだけ‥。
そんな事を考えていたら貴利矢が何かに気が付いた顔をした。
「お前を使って‥世界征服ってトコか?」
口を開いた貴利矢はいきなり怖い事を言い出す。
『ま、まさかぁ!服で世界征服なんて‥あ‥服じゃないのか‥!』
「そうなんだ‥」
2人とも気が付いた事に少し安心した様子の彼は色々教えてくれた。
こっちに来てすぐ色々面倒みてくれたのは正宗だった事。
自分のゲーム内容やクリア条件を教えてくれたのも彼だった事。
始めは純粋に変身を楽しんでいたが‥彼の要求がどんどん人を傷付ける事へ変化してきた為、反発したがクロノスには敵わなかった事。
「もう‥俺1人じゃ止められないんだ。」
『そうだったんですね‥』
肩を落として座り込んでいる彼が何だか可哀想に見えた。
まさかのクロノスには驚いたが‥嫌々やってたと聞いて安心していた。
『あのですね。協力してクロノスを倒すには‥あの人の協力が必要だと思うんですよね。』
一緒に座って考えていた貴利矢さんにそれを伝える。
一瞬嫌そうに眉をひそめだが、協力が必要なのは確かだと思ったのか諦めて立ち上がった。
「事情は分かった。一旦ここから出てCR行って話し合うぞ。」
「あ、あぁ。わりぃな、助かるよ。」
顔を上げた彼は少し嬉しそうにみえた。
それだけでも何だかホッとして嬉しくなった。
「帰る前に‥一応この部屋見せてもらえるか?」
「あぁ‥好きなだけ見ていって構わない。」
貴利矢が言い出した事にテンションが上がる。
『やったぁ♪ちょっと見たかったんですよね♪』
これだけの服や靴、その他もろもろを見られる機会なんて滅多にないので少しはしゃいでいた。
そうしてる間に貴利矢と彼が大事な事を話していたなんて私は全く知らなかった。
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koji(プロフ) - 桜奈さん» 有難うございます。そんなふうに言ってもらえるなんて本当に嬉しいです!もう、エグゼイドは少し昔のライダーになってしまっていますが、私の中の貴利矢さんはいつまでも変わらずにいます!又機会がありましたら逢いに来て下さいませ♪有難う御座いました!!! (2018年8月14日 21時) (レス) id: 91fefba221 (このIDを非表示/違反報告)
桜奈 - 貴利矢さんとの恋愛の夢小説で現実にあったらいいなと思いました。前から気になっていた作品ですが本当に読んで最高でした。kojiさんありがとうございました。 (2018年8月14日 16時) (レス) id: 17a1f17e2c (このIDを非表示/違反報告)
koji(プロフ) - 大崎舞子さん» 有難うございます!大崎さんの言葉に励まされました!貴利矢さんは理想なんですよねー♪夢主‥これもまた理想です。本人全く違う人間笑 短編頑張りますのでよろしくお願いします! (2018年6月19日 20時) (レス) id: 91fefba221 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - 完結ですねー!おめでとうございます!そしてお疲れさまでした!kojiさんのとこで読むたびに貴利矢を好きになっていきましたよ!健気な夢主ちゃんと全部受け止めてくれる貴利矢。理想だなぁ♪また短編始まったら読みに来させてくださいね! (2018年6月19日 14時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
koji(プロフ) - 双羅さん» 有難うございます!きゅんきゅんしていただけて何よりです!読み返していただけるなんて更に光栄です!貴利矢ロスは続行中です笑 短編頑張りますのでよろしくお願い致します! (2018年6月19日 12時) (レス) id: 91fefba221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:koji | 作成日時:2018年4月25日 3時