そこまで人気も無いくせに堂々と詩なんか作りやがった (ページ13)

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狂心幻影ページ13

もう、二度と君には会えないなんて

頭の中では、分かっていたよ

でも、まだ心は君を探していたんだ

突然離れてしまった二人の距離。願っても祈っても届かない想い

度重ねた涙の果てに、私は狂ってしまったのかな？

目の前に、現れるはずもない君がいた

昔と、何一つ変わらない笑顔で、そこに立っていた

流れた月日の分、姿は変わってしまっていたけど、確かに君だった

その、優しげな手の温もりも、君だった

ねぇ、今の君は本物の君、なのかな？

狂ってしまった私が作り出した幻影？

無邪気に笑う君に聞けるはずも無くて

「大好き」って気持ちが何より早く溢れ出して

話し続けた、今までの事を…「マボロシ」の君に…

君が今、ここにいるはずがないなんて

頭の中では分かっているよ

でも、心が認めようとしないんだ

突然、また近づいた二人の距離は

10年と少しの想いがつまっていて

度重ねた涙の果てにおかしくなった私がいる

目の前に、いないはずの君が今、いる

昔と変わらない笑顔でそこに座っている

流れた月日の分、成長していたけど君なんだ

無邪気に明日を信じるその瞳は確かに君なんだ

ねぇ、今の君には、明日はあるのかな？

壊れてしまった私が作り出してしまったマボロシ？

無邪気に笑う君に確かめられる訳も無くて

「大好き」って想いが何より早く溢れ出して

話し続けた、今までのことを…「幻影」の君に……

ah、いつかはまた君と別れるんだね

「マボロシ」の君の寝顔に問いかける

永久(トワ)を望んだ愚かな私への最上級の罰

「二度目の別れ」

その時が来るまで、君は私の前で笑っていてね

無邪気なままで……