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-04- ページ43
*渡海side*
「ふふ…、征司郎さん。」
「何だ。」
「ヤキモチ、妬いてくれたんですか？」
「‥だったら、何だ。」
「嬉しいなぁって。」
目尻を下げて可愛い顔をして笑った彼女は、
ちゅ…っと戯れるように頬にキスを落とした。
「私は征司郎さんしか見えてないですよ。」
「‥他の男を見る必要ない。」
俺の独占欲を、君は嬉しいと言って可愛い顔で笑う。
それが愛おしくて、好きだと、強く思う。
それと同時に、手放したくないと思う。
「だいすきです。」
「‥知ってる。」
どちらともなく、寄せた唇。
「失礼しまーす…、渡海先生。」
それが触れるまであと１センチというところで、邪魔が入った。
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作者名：和音
| 作成日時：2019年1月27日 13時
