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-04- ページ24
「ウエディング、ドレ、ス…？」
「あな何色のドレス着たいの？」
「え？」
「だから、ドレス。」
「ぇ…、あっ、え？」
戸惑ってる私なんて置いてきぼり。
次々と質問をしてくる彼はどこから持ってきたのか、
いつの間にかブライダル雑誌を見ていた。
「白は絶対着るとしてー、
あ、二宮さんのイメージカラーの黄色でも着る？」
「ちょ、ちょっと和くんっ、言ってる意味がっ…、」
どういうことだ、これは一体。
何？新手のドッキリ？
状況が未だに理解できていない私を見て、
恥ずかしそうに鼻の頭を掻いた彼は。
「そろそろあなたもさ、“二宮”になってみてもいいと思うけど。」
「にの、みや…？」
「‥結婚、しよっか。」
色素の薄いその綺麗な瞳に私を映して、
そう言った。
・
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作者名：和音
| 作成日時：2019年1月27日 13時
