検索窓
今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:323,255 hit

気付かれない俺たち ページ7

藤ヶ谷side



仕事終わりに渉とご飯でもってことになったけど、久しぶりに牛丼がいいなんて言い出す。




藤「マジかよ」




横「そーゆー気分の時ってない?俺今その気分なんだもん」




あるっちゃあるけど、今俺はその気分じゃない。


仕方がないから、それに付き合うべく近くの店舗に入った。


カウンターって好きじゃないから、渉とテーブル席に腰を下ろす。




横「肉多目の大盛!」




キラキラした目で注文した渉。


そんなに食いたかったのかと思うと、何だか笑える。




藤「あ、俺は並みとサラダ」




横「こんなとこでサラダとか食うなよ」




藤「野菜食っとかなきゃお肌が荒れるぞ!」




俺の言葉に渉は、若干引いた目で俺を見つめた。




横「いいよ別に……」




すぐに注文したものがやってきて、黙々と口に運んでいると、俺たちの他に誰もいなかった店内に客が入店した。


しかも女で、よくこんなとこに一人で入れるなぁと思っていたら……。




藤「あ!」




電車の女の子。


偶然すぎる偶然に、少し嬉しくなる。


視力が低いのか、目を細めて凝視されて……


誰あんた、なんて言われたら赤っ恥だと思い、そうなる前に慌てて言った。




藤「俺だよ、俺!」





あぁ!というような顔になって安心してたら、俺のことをホスト君なんて言う。


それに渉は目に涙を溜めて大爆笑……




藤「取り合えず、こっち来て一緒に食べようよ」




誤解を解くべく、誘ってみる。


それからは軽く自己紹介をしてみたりしたけど、やっぱり俺たちのことは知らないようで。


なかば諦め気味になっていた時、閃いたように口を開いた。




A「もしかして……!」

イイコト→←類は友を呼ぶ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (278 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
529人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

由貴(プロフ) - めちゃくちゃ良いです(///ω///)♪ (2015年3月26日 15時) (レス) id: 08fed4a8fe (このIDを非表示/違反報告)
MK(プロフ) - ミスターどうでしょうさん» ミスターさん!わったーが頑張りますよ!キュンとするようなことだといいんですが……みんな、案外硬派な設定なんです(笑)硬派とか今時古いかな?なので進みが遅いんですよ(p_q)No.2もよろしくお願いします! (2013年11月27日 3時) (レス) id: 0ea9d75c41 (このIDを非表示/違反報告)
ミスターどうでしょう(プロフ) - なんだか、トイレの前にキスマイポールが出来てるって思いました。聞き耳たててるとかニカたんしそう。そしてわったー!頑張れ~って応援しちゃいます。会いにいってキュンとする事してください!とか思いました。 (2013年11月27日 0時) (レス) id: 5232f224ff (このIDを非表示/違反報告)
MK(プロフ) - ゆーたん17世さん» ゆーたん17世さん!嬉しいお言葉ありがとうございます!!最終的に恋レシピは出来上がるんですかね?(笑)更新頑張ります!! (2013年11月22日 22時) (レス) id: 0ea9d75c41 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーたん17世(プロフ) - 恋レシピ・・・かぁ・・・知れるものなら知りたいです(笑)題名に惹かれて来てみたらまー面白いこと・・・おほほ←(どこのおばはんやねん)応援してるんでがんばってください!更新待ってまーす♪ (2013年11月22日 16時) (レス) id: f5dc3fe23e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:MK | 作成日時:2013年11月16日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。