【黒バス】 キミの恋心にクチヅケを。 【高尾和成/伊月俊】

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体育館に戻った私たち。






伊月先輩は練習に戻った。









そして私は練習見学……









やっぱり伊月先輩はキラキラしてる。





和成のバスケを見に行ったりしてたから、それなりにバスケのルールは知っている私。








多分、伊月先輩と和成は同じポジション。









華や才能っていうよりすごく努力してるのがわかるプレイ。






カッコいいな。








って、なに考えてんだろ。私、






そんなんじゃないのに。








ただ、伊月先輩は私が後輩だから優しくしてくれるだけなのに。









＊









練習が終わり、リコ先輩が駆け寄ってくる。








リ 「Aちゃん！バスケ部どうだった？」




貴 「えと、み、みんなとても上手でした……」





私の表情をみて、リコ先輩は目を細める。







リ 「うちのバスケ部は本気で全国目指してるから。……誘っておいてなんだけど中途半端な気持ちではマネージャーでもやってほしくない。」






どくん、と胸に響くその言葉。








私は……




伊月先輩が誘ってくれたことを言い訳に和成とバスケを通じて繋がろうとしてる……？









だめだ、私は自分勝手すぎる。









リ 「まぁ、まだ時間はあるから。……それまでに貴方の誠凛バスケ部に対する本気を見せて。それができないなら……やめて？」







優しく、でも強く。





私の胸に入ってくる。









私は……





私は…………









…………………………どうしたい？

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