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涼介くん電話長いなぁ…。
ベットに座って涼介くんを待つ。
あ、良亮にお土産買わなきゃ…。
涼介くんが電話を終えて戻ってきた。
「メンバーにオフなのがバレた…。」
さっきの電話はメンバーだったってことかな？
『遊びの誘いとか…？』
「いや、ご飯行こう。って…。」
『涼介くんのこと独り占めしちゃって申し訳ない…。』
涼介くんは隣に座った。
「なんで申し訳ないって思うの？
俺はAと出掛けたかったよ？
どんだけ仕事が忙しくてもAに会いたいって思ってた。」
『うん…。』
「A、もう1回出掛けようか。」
『うん』
二人でまたショップのあるフロアへ。
涼介くんが入ったのは某有名なアクセサリーブランドのショップ。
「お揃いしよう？指輪？ネックレス？ブレスレット？
どれにする？」
涼介くんはショーケースの前を右往左往している。
いきなりお揃いしよう？と言われて思考回路が追い付いていない。
ぼーっとショーケースの前を右往左往している涼介くんを見つめた。
「A？一緒に選ぼうよ。」
振り返り言われた。
『うん。』
ショーケースに近付く。
『普段着けてくれるの…？
外すのは映画とかドラマの撮影の時ぐらい？』
「うん。そのつもり…。」
『じゃあ、ブランドはやめよう？
涼介くんが着けてるからってネットとかで調べられたくない。』
これが私のホンネ。
せっかくお揃いにするのにブランドだと他の人でも涼介くんとお揃いにしやすい。
そうやって考えると無名の物の方がいい。
涼介くんに無名な物つけてもらうのはちょっと複雑だけど、
お揃いならできる限り二人だけがいい。
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作者名：197561549 | 作成日時：2017年11月28日 23時
