『男主』史上最強の猫被り3 【あんスタ】 (ページ9)

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司にとっては御褒美ですページ9

衣更「おい未来を巻き込むなよ」

瀬名「はぁ？巻き込んでなんかないしぃ？これだけ可愛いんだもん、モデル向いてるなぁって声かけたくらい良いでしょぉ」

じゃぁお兄ちゃんもう行くねぇなんて立ち去る彼に手を振る

遊木「はぁ怖かった........未来くん大丈夫？」

「へ？大丈夫っていうか…そんなに怖がらなくても

泉お兄ちゃん、多分真くんのこと心配してくれてるんじゃないのかな？」

遊木「そんなわけないよ！でも、暫く会いたくないなぁほんとに」

衣更「まぁまぁ、よし！未来も来たし帰るか」

「あ、ごめんなさい司くんと約束してて........」

明「えー！そうなの？！じゃぁまたこんどね！」

彼らと分かれて走って向かえば既に彼はいた

朱桜「未来お兄さま！お待ちしておりました！」

「ごめんなさい待たせちゃって........」

朱桜「気になさらないでください、まいりましょう」

スッと手を出され迷うこと無く手を握ると彼はピタリと止まり

朱桜「え、えっと........お荷物をお預かりしようと思っていたのですが」

「え、ご、ごめんなさい！」

二人で真っ赤になり慌てて離そうとおもったが辞めた

そのまま手を握って靴を履く

朱桜「未来お兄さま？」

「荷物なんかよりも、手を繋いでくれた方が嬉しいなって思って」

朱桜「え？！」

「ほんとに弟が出来たみたいでうれしくて！僕のワガママ！聞いてくれないかな？」

ね？といえば彼は目を丸くしたがすぐに微笑み

朱桜「お兄さまがお望みなのであれば仕方ありません、というよりもこれはお兄さまのワガママというよりも、私にとって御褒美みたいなものです」

まいりましょうと言われ歩き出す

歩幅を合わせてくれるあたりほんとに紳士だなぁ

朱桜「そういえばお兄さま、本日はお仕事だったのですか？」

「あ、うん。しってたの？」

朱桜「ええ、鳴上先輩が仰っておりましたので、ですから先ほどお会いした時は驚いてしまいました」

でも

朱桜「今日もお兄さまにお会いすることが出来て司は幸せものです」

ぎゅっと抱き着かれ頭を撫でてやれば擦り寄ってきてほんとにかわいいなあと思った

「そういえば司くんって車で学院に来てるんじゃ........大丈夫なの？」

朱桜「ええ、運転手には先に戻るように伝えましたので。お兄さまと2人きりが良かったので」