『男主』史上最強の猫被り3 【あんスタ】 (ページ8)

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私のワガママですby朱桜司ページ8

レッスンも終わり、取り敢えず汗だくな為着替えようとトイレに駆け込んだ

このペラペラな体を見せるには恥ずかしい

制服に着替えて、ボサボサの髪を整える

今日も1人かぁなんて寂しくなりかけたけどそんなこと言ってられない

トイレを出てみんなの待つ所に行こうとした時だ

ドンッ

「きゃ！」

何かにぶつかり倒れかけた時、手を掴まれて何とか体制を持ち直す

朱桜「大丈夫ですか未来おにいさま！」

「あ........司くん！」

ぶつかった相手は司くんで

朱桜「私の不注意でおにいさまに怪我をさせてしまうところでした、申し訳ございません。お怪我はありませんか？」

「平気だよ、きにしないで」

朱桜「それならば良かったです。それより、こんなに遅い時間まで学院に一人で残っていらっしゃるなんて関心しません。お兄様は儚く美しい方なのですから、何かあっては大変ですよ？」

「え？そんなことないよ、それに1人じゃないし」

朱桜「そうだとしてもです、お兄様は帰りはおひとりですか？」

「へ？うん、そうだけども........」

朱桜「かしこまりました、それではこの朱桜司、お兄さまを自宅までお送り致します」

スッと手を差し出され慣れないことに少し恥ずかしくなる

「でも、わるいよ…？」

朱桜「お気になさらないでください、それに私もお兄さまを少しだけでも独占したいのです。

司のわがままに付き合ってくださいまし」

ね？と笑いかけられ頷く

朱桜「では私も荷物を取ってまいりますので、２年生の昇降口で待ち合わせ致しましょう。

それでは後ほど」

笑顔で立ち去る彼に胸が暖かくなる

ほんとに、かわいいな

あ、これ以上TRICKSTERを待たせる訳にはいかない！

慌てて教室に向かえばそこには瀬名泉がいて

ピリピリした空気が流れていた

遊木「あ、未来くん！」

瀬名「あ、未来くんじゃん！どうしたのぉ？お兄ちゃんに会いに来てくれたのぉ？」

コロッと代わって笑顔になる彼に皆が目を丸くする

遊木「え、え？い、泉さん未来くんのお兄さん？！」

氷鷹「そうだったのか？」

「えと、お兄ちゃんって呼んでって言われて........」

瀬名「ほんとの弟みたいにかわいいって思ってるんだからいいじゃんべつに。ほーんとに可愛い！今度モデルやりなよぉ、人気出ると思うよぉ？」