綺麗なお星様 ページ33
side未来
現れたスバルくんに目を見開くと同時に手を引かれた
｢え？！｣
そのまま走り出した彼に手を引かれるまま走り出す。
めざすさきは分からなくて
暫く走ると噴水のあたりまで来ていた
｢スバルくん！なに！｣
声を貼りあげれば彼は止まりそして頭を下げた
｢ごめん！！！｣
｢え？｣
明｢おれ！未来がそんな思い抱えてるなんて知らなくて！ほんとにごめんなさい｣
その一言で聞かれていたことを理解した。
｢ううん！気にしなくていいよ！｣
いつもの悪い癖。
なんでもないのに嫌われたくなくて大丈夫だという。
すると彼は眉を寄せた
明｢あのさ、未来はどうして無理するの？｣
｢え？｣
明｢ずっとそうだよ、未来は大丈夫だとか、平気とかいう時いっつもなにか押し殺してる。
嫌なら嫌っていえばいいし、苦しいならくるしいっていいなよ。
おれたち、仲間なんだよ？｣
真っ直ぐに言い当てられて目を丸くした
明｢何となくわかるよ、未来が我慢してるの
あと、なんか無理してない？猫被ってるっていうか
そういうのわかる気がして･･･
そんなにいい子にならなくてもいいじゃん！
俺はどんな未来でも大好きだよ。｣
｢え？｣
｢おれさ、しののんのたちRa*bitsのために前に立った未来も好きだけど
優しい未来もすきだよ、
でもステージでパフォーマンスしてる未来が大好きなんだ！キラキラしてて
こう、やってやるぞー！ってメラメラしてて！
そんな力強い未来だからTRICKSTERでぜったい必要だって思ってるんだ！｣
｢スバルくん･･･｣
強いひとみに言葉に、猫を被った自分が恥ずかしくなった
この子になら本音で立ち向かっていいと思えた
ホントの、自分を愛してくれると確信した
だから
｢そこまで言われたら仕方ないよね｣
｢え？｣
｢ありがと、オレの事好きになってくれて
見付けてくれて。受け容れてくれて。｣
ス｢え、オレ？まさかやっぱり猫かぶって？｣
｢うん、まぁみんな可愛い方が求めてくれやすいし･･･臆病だから、ごめん今まで騙してたみたいで･･･｣
申し訳ないと謝れば彼は笑い
ス｢ううん！ほんとの未来の方が俺は好きだよ！｣
あと
ス｢その髪愛されなかった証拠で嫌いって言ってたでしょ？｣
｢う、うん｣
ス｢そんなことないと思うよ｣
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作者名：ゆめの | 作成日時：2016年10月27日 21時
