『男主』史上最強の猫被り3 【あんスタ】 (ページ23)

今日:22 hit、昨日:11 hit、合計:347,933 hit

僕らは過ちを犯すページ23

衣更真緒side

「おまたせしました！」

帰ってきた彼は笑っていたけど少しいつもと違って見えた

明星「おかえり！っていうか、なにこれ！すごい！」

「差し入れです、食べてください！」

氷鷹「なんだかすまないな、こんな事までさせて」

「いえ！プロデューサーですから！」

にっこり笑う彼にちらりと転校生を見ると少しだけ、少しだけいつもと違う感じがした

この違和感はなんだろうと思ったけどそれを勘違いと流す

衣更「そう言えば遅かったけど迷子とかにならなかったのか？」

「あ、司くんが来て少し話してしまったので、ごめんなさい」

氷鷹「いや、気にすることは何も無い。迷子とかでないのであればいい。心配しただけだ」

遊木「あ！そういえば僕ら未来ちゃんの連絡先知らないや！もしよかったら教えてくれないかな？」

「うん！」

電話番号とトークアプリのIDを交換し、アイコンが必然と分かり、それを見て目を丸くした

衣更「これ、未来？」

そこに写ったのは彼が真っ白のウエディングドレスを着て、茶髪のタキシードを着た人と写っていたからだ

驚いたのはそれだけじゃない、未来が茶髪だったからだ

明「うわぁ！未来キラキラしてて可愛いー！って結婚してたの？！」

「へ？あああー！こ、これは！ぼくの！親友というか戦友というか！相方の子と撮ったやつで！(前に番組の企画でふざけた奴だよー！)」

遊木「驚いたぁ！！綺麗な子だねぇ！」

氷鷹「というか、この時は茶髪だったのか？」

北斗も俺と同じ疑問を持ったらしくたずねれば彼は少しまゆを寄せて

「髪色が気になってた時期があったんだぁ」

明星「そうなの？でも俺未来の髪すっごく大好きだよ！キラキラしてて」

遊木「うんうん！未来ちゃんらしくて素敵だと思う！」

氷鷹「まぁこれもお前の個性の一つだと思うぞ」

衣更「そうだな、お前らしくてこっちの方が俺も好きだ」

「！！........あ、りがとう」

そう笑う彼は何かを堪え、少し目を伏せた

遊木「あ........もうこんな時間だ！帰らないと！」

衣更「うお！やば！閉まっちまう！みんな急いで着替えて帰ろう！」

未来も着替えようと言いかけた時

彼女は黙って荷物を持った

「...ぼく！少しよる所があるから！このまま帰るね！じゃぁまたあした！」

立ち去る君がどんな顔か僕らは知らない