【男主】史上最強の猫被り【あんスタ】 (ページ42)

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好きな子ほどいじめたいページ42

伏見side

学校へ付き、いつも通り坊っちゃんを教室まで送り届けるため、未来様と別れようとしたが、坊っちゃんがワガママを言い出した

姫宮「えー！ずるいよ弓弦！未来と同じクラスなんて！僕もまだ一緒にいたいのにぃー！」

伏見「ワガママばかりでは立派なアイドルになれませんよ？未来様を困らせるのはおやめください」

姫宮「ワガママじゃないもん！うにゅー未来ー！」

わーん！なんて言いながら抱きつくと彼は困っていて

伏見「坊っちゃん、いい加減になさい！」

姫宮「だってぇー！」

ブーブー言い出した坊っちゃんにどうするかなやみだしたときだ

「じゃぁ、桃李くん！僕も教室までついていくから、もう少し一緒にいよう？」

姫宮「ほんと？！」

伏見「！未来さま？！」

「だって、桃李くんとせっかく仲良くできたし、教室までおくるよ」

やったぁ！と喜ぶくそがき........坊っちゃんに優しそうに微笑む彼

伏見「申し訳ありません、ご迷惑をおかけしてしまい」

「へ？そんなことないよ僕、家族いないからこうやって甘えてもらえるの凄く嬉しいの
弟とかいたらこんな感じなのかなぁって」

え？

それは坊っちゃんには聞こえなかったみたいで

でも、そういった彼はどこか寂しそうで

このこのことを守りたいと思った

手を伸ばしかけるとぐいっとほかの方から手を掴まれハッとした

それは坊っちゃんで

姫宮「そうと決まったら僕の教室までいこー！」

両手を、私と彼と手を繋ぐことで埋めた坊っちゃんは明らかに子どもで

楽しそうに笑う彼に、いつか彼の暗闇を晴らすまではいかずとも、少しくらい支えてあげたいと思った

姫宮「じゃぁまたね♪」

坊っちゃんを送り届けて教室まであるく

もちろん彼の重い荷物はむりやりとりあげた

「弓弦くん、荷物持たせちゃってごめんね？おもくない？」

伏見「おきになさらず、わたしがかってにしているだけですから

それよりこの荷物は？」

「えっと服なんだけどね........」

そこで口ごもる彼に少しいたずら心がざわついた

伏見「先日のように制服が濡れた時用ですか？」

「んな？！そ、そんなわけないでしょ！」

からかえば林檎のように真っ赤に染まる彼に思わずわらってしまう

ほんとにかわいらしい

伏見「ふふ、冗談ですよ。」

「からかわないで下さい！もう........」