【男主】史上最強の猫被り【あんスタ】 (ページ15)

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ヒロインパワーはないらしいページ15

ひなた「え、絶対かわいいとおもう！」

ゆうた「うん、聞いてみたい」

わいわい始まるふたりに対して北斗は拳を握りしめた

氷鷹「(本場の関西人を笑わせられたら完璧なんじゃないのか？！これはやるしかあるまい！)

未来！」

いきなり北斗が未来の両手を掴むと頭を下げた

氷鷹「たのむ！休み時間すこしでいい、おれの漫才を見てくれないか？」

「へ？」

ひなた「あ、れんしゅうのいっかんだよ！先輩つまんないんだよねー」

「(え、なになにほくとくんの生の漫才みれるの？！)

僕で良かったら！」

氷鷹「ありがとう、たすかる！」

よっしゃぁ！なんて内心未来が騒いでいるなんて知らずに喜ぶ北斗は幸せなのかなんなのか

数日後、この事で凄まじく氷鷹は悩むハメになるとはまだわかっていなかった

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部活は明日見に行くことになり家に帰宅し、ご飯を食べお風呂に入る

「さてと！今日もやるか」

前髪をモコモコのターバンで抑えて

パックをつけて、スチーマーをたく

リップはスクラブして

眼鏡をかけて

叩くのはドラム

こう見えてもロックが大好きであり

ドラムが何よりも特技なのだ

「♪～♪」

ヘッドホンをつけて歌いながら叩く

｢声でないな･･･ボイトレしっかりやらないと｣

ふと頭をよぎったのは今日の出来事

「やっぱりヒロインすごいよな」

前前から初心者のプロデューサーがこんなに愛されていいの？！と思いながらもゲームをしていた(うちのプロデューサークソ厳しいからあんなに愛されてねぇし)

でも今日ハッキリした

素人のプロデューサーが重宝されるのはやっぱり異例な事なのだと

もしプロデューサーだけが欲しいのなら俺が何も出来なくたって必要とされるはずだ。

俺も、きっとあんずちゃんみたいにスムーズにみとめられるとおもってたけど、それは彼女がこの世界におけるヒロインだから、特殊設定ということなのだろうとおもった

ってことは、もしかしてこの世界の男達みーんなあんずちゃんの王子様？

あと、たぶんこの世界は全部俺次第ってことだと思った

さっきのも自分の道を自分の力で切り開くしかなくて

「アイドルと変わらないってことか........」