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雨の日は私にとって一番の日だった
けど
お昼休みに、赤司くんを呼び出した
「急にごめんなさい」
怒っていませんように怒っていませんように
ただただ彼の御機嫌がいいことを願う
苦しい時間
でも夢観た時間
「えっと、察しはついてるよね」
私が赤司くんを好きなことなんて気がつかれてるよね
『なんとなくは、ね』
やっぱりね
「だよね、じゃあ、ためらう必要も無いよね」
『そうだな、』
その声も好きなの
「好きです」
たまに勉強教えてもらえる幸運の生徒
その権利もこれで剥奪かな
クラスの子にも嫌われちゃいそう
辛いな、
、でも、好きなんだもん
どうしようもないよね
苦しい
『そうか』
「うん。それだけ」
それだけじゃないよ
もっともっと話したいことはいっぱいあるの
好きだって一言じゃ足りないの
大好きなの
でも
「またね」
私は貴方の隣を選べない
只の人だから、私は選べない
望めない
選ばれるわけもない
だって私だもの
でも、最後まで聞いてくれてありがとう
赤司くん
きっと、ずっと大好きです。
許してね
あーあ。
女の子達に囲まれちゃった
赤司くん呼び出してなにしたの?
告白?まさかの?
頭いいあなたが?
ばかね
なんでそんなことしたのよ
あーあ、
折角さいきんは誰もいなかったのに
みんなの赤司くんをとろうとするやつ
平穏を壊して、なにがしたかったのよ
わたしは長く伸ばしていた髪を切られることになった
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作者名:瑠璃玻 | 作成日時:2017年5月23日 1時