明日はきっと、いい日になる。 (ページ7)

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episode7【side.Tamamori】ページ7

あ「駄目だよ…絶対に…。」

せんせいの手が、僕の顔を包みこむ…。

あ「君に、そんなことさせない…。させたくない…。」

た「どうして……。」

もう、我慢できない…。

出したい…。

なのに…なんで止めるの…？

襲われそうになってるのに…なんでそんな優しい顔をするの…？

どうして…。

あ「君がまた…悲しむから…。悲しい顔をするから…。」

俺が…？

そんな顔を…している…？

せんせいの言葉に、さっきまで崩壊寸前だった理性が落ち着きを取り戻していった…。

あんなに大きかった俺のものが、小さく萎んでいく…。

あ「そんな玉森くんの悲しい顔…私は見たくない…。」

先生…。

力が緩んだ俺の体を、そっと押して立ち上がるせんせい…。

そして…俺に手を差し伸べる…。

あ「そんな悲しい顔はやめて、心ほどいて…。」

俺に襲われそうになったのに…優しく微笑みながら…。

あ「少しずつで…自分のペースでいいから…。だからね…」

あ「いつか、もっと幸せになる君になるための手掛かりを一緒に探していこう？」

先生…。

あ「信じて…玉森くん…。」

俺は…。

あ「明日はきっと、いい日になる。」

そう…信じてみてもいいの…？

明日はきっと、いい日になるって…。