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episode8 ページ8

た「せんせ…ありがとう…。」





ほら、やっぱりそうだ…。





優しい顔…。





あ「ううん、私のほうこそありがとう。」





君には、そんな顔が一番似合っている。





た「ふふっ。でもさっきのせんせい、ちょっとえっちで綺麗だったよ?」





あ「それは褒めてるの?貶してるの?」





た「褒めてるんじゃ〜ん。」





わっ!





そう言って、髪をくしゃくしゃってする彼。





た「…まだせんせいのこと…信じられるわけじゃない。でも…俺ね…」









た「信じられるように、これから努力していくよ。約束する。」





玉森くん…。





あ「うん、待ってるよ。ずっと、待ってるから。」





私も、私も、努力していくよ。





君が悲しいとき、自分を見失いそうなときは、私が君の帰る場所…目印になれるように。





約束するよ。





君は、絶対に大丈夫。





明日は、きっといい日になる。






何度でも、何度でも…。





私は君に、そう言い続けるよ。





た「先生…。」





君に鬱陶しいって思われても…。





あ「玉森くんは絶対、大丈夫。明日はきっと、いい日になるよ。」





聞き飽きたって言われても…。





た「ふふっ、またそれ?」





何度だって、伝えてあげる。





何度だって、伝えてあげたい。





た「でも…せんせいのその言葉、俺も気に入っちゃった。」









た「絶対、大丈夫。明日はきっと、いい日になる。」









「先生って実は魔法使い?」





そんな冗談を言う彼の表情は…。





満面の笑顔だった。





た「その言葉を聞いて、なんか元気でた。だから、ありがとう。」





私が、君にとっての「魔法使い」になれますように…。





いつか、君がこんなふうに心から笑って暮らせますように…。

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cyupa222(プロフ) - デビルズラインすきなんですか。? (2019年5月14日 10時) (レス) id: da0b847156 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクサクコロッケ | 作成日時:2018年11月8日 19時

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