明日はきっと、いい日になる。 (ページ1)

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「君が、今日から俺の専属カウンセラーになってくれるの？」

ふふっと甘い声で、微笑む彼。

「俺の、心を癒してくれるの？」

細長くて、綺麗な指が、私の髪を掬う。

「でもね、俺を癒したいのなら…方法は一つだけだよ？」

ううん、違うよ。

あ「一つだけじゃないよ。」

君に、振り向いてみてほしい。

この世界は、売れないもので溢れているから。

あ「絶対に、君を助けるよ。」

「助けるって、何から？僕の腐った心を？」

君の心は、腐ってなんかいない。

あ「この世界の、全部から。」

もう、大丈夫だから。

「ふふっ、何それ。」

いつか、もっと幸せになる君になるための手掛かりを、一緒に探していこう。

彼は、アイドル。

「いいよ、気に入った。」

そして、叩禛者。

「僕を助けてね、せんせい？」

私は、カウンセラー。

あ「助けるよ、君に幸せな未来を手渡すから。」

そして、今日から彼の先生。

どうか、君が生きることを思い出しますように。

信じて、玉森くん。

た「ふふっ、プロポーズみたいじゃん。」

明日はきっと、いい日になる。