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episode2 ページ2

あ「じゃあ、まず単刀直入に聞かせてもらってもいいかな?」





まずは、彼のことを知りたい。





そのためにも、話したい。





彼が、素直に答えてくれるかどうかは分からないけど…。





た「うん、いいよ〜。」





えっ、いいんだ。





あ「今までの経験人数は?」





た「え〜、せんせいってば大胆〜。」





そう言って、面白おかしく笑う彼。





た「数えたこともないよ〜、人数なんて。あっ、でも100人は抱いたと思う。」





意外にもあっさりと答えてくれた。





とりあえず、よかった。





あ「じゃあ、今まで関係を持った女の子たちと何かトラブルがあったことは?例えば、相手を妊娠させてしまったりとか。」





さすがにアイドルだから、それはないか。





そんなふうに思った瞬間。





た「あるよ、妊娠させたこと。それも一人じゃなくて、何人か。」





あっさりとそう言い切った彼。





彼の予想外の答えに、思わず絶句してしまう。





た「でもね、みんな中絶させたから大丈夫。お金だって負担してあげたし。」





「何かおかしい?」





そう言わんばかりの顔で、私を見つめる。





あ「それは、避妊対策をしないときもあったってことかな?」





た「うん、そうだよ。でも俺のせいじゃない。」





それはどういう意味?





た「女の子が言うんだ。生でいいよ、中に出して…って。」





彼はそう言って、クスッと笑った。





た「だからその望みを叶えてあげた、ただそれだけだよ。だから自業自得じゃない?」





でも、クスクスと笑い続ける彼の瞳は…。





笑っていない…。





「どうでもいい」





そんな、無関心な瞳だった…。





た「ふふふっ。せんせい、もしかして怒った?」





君は、どこを見つめているの?





今、目があっているはずなのに…。





その目は、どこか遠くを見ているような…。





そんな気がして…。





あ「辛いね…辛かったね…玉森くん…。」





なぜか、そんな言葉が出た…。

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cyupa222(プロフ) - デビルズラインすきなんですか。? (2019年5月14日 10時) (レス) id: da0b847156 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクサクコロッケ | 作成日時:2018年11月8日 19時

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