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episode3 ページ3

あれ、どうして…。





涙が…。





た「せんせ…なんで…。」





彼の瞳が、揺れる。





た「なんで、そんなこと言ってくれるの…?なんで…。」





あっ…。





慌てて涙を拭おうとする私の手を、引き止めるかのように掴んだ彼の手。





た「今までのカウンセラーはみんな口を揃えてこう言ったよ、玉森裕太は最低最悪だって…。」





そんなことが…。





た「なのにどうしてそんなこと言うの…?それとも演技、計算?」





彼のその揺れる瞳を見て、私は確信した。






きっと、彼は…。





あ「ただ、心からそう思った…それだけだよ。」





本当は、優しい人なんだ…。





た「そんなの…。」





あ「嘘だって思ってくれてもいいよ。いつか、あのときの言葉は本当だったって、信じさせてみせるから…。」





ただ、心の傷が深すぎて…。





自分自身を…生きることを見失ってしまっているんだ…。





た「ぷっ…。」





えっ…?





た「ぷははははっ!せんせっ、ほんと変わり者だね!」




何がおかしいのか分からず、首を傾げていると…。





た「君みたいな面白いせんせい、今まで見たことないよ〜。ふふっ、ほんと面白い。」





彼は、笑った。





私には、それが彼の本来の笑顔のように見えた。





た「せんせいのこと、少し期待しておくよ?」





あ「期待?」





た「少しだけ信じてみてもいいかもしれないかもってこーと。」





そんな彼の言葉が、嬉しかった。





あ「ふふっ、ありがとう。」

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cyupa222(プロフ) - デビルズラインすきなんですか。? (2019年5月14日 10時) (レス) id: da0b847156 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクサクコロッケ | 作成日時:2018年11月8日 19時

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