episode30 ページ31
た「Aっ、ごめん待った?」
裕太と付き合って、数週間が過ぎた。
あ「ううん、全然待ってな…んぅっ?」
た「うそつき、もうずっと前から待ってたでしょ?だってこんな冷たいもん!」
そう言って私の頬をぷくっとつまんで、ムスッとする。
た「はい、うそついてごめんなさいは?」
あ「だって裕太に会えるの待ち遠しくて、先走っちゃったんだもん…」
彼氏、彼女…
だけどアイドル、カウンセラーという関係が続いてる。
た「もう…そういうの反則だから…///」
た「あっ!間違ってもそんなこと他の男にしないでよ!?」
そんな毎日が、凄く幸せで…
でも、ときどきこんなことも思う…
彼は " アイドル " で、私は " 一般人 "…
テレビや雑誌に映る裕太は、どこか遠くにいて…
まるで別人のように見えるんだ…
どこか押し殺してるような…隠しているような…
そんな気がして…ときどき不安になる。
あ「裕太」
た「ん?な〜に?」
あ「裕太は…「「あああああぁぁぁぁぁ〜!!!」」
えっ!?
た「ちょっ…なんで6人揃ってココにいるわけ!?」
慌てたように私を腕の中に閉じ込める裕太。
何が起こったのかさっぱり分からずに戸惑ってると…
ふ「だって、タマの彼女ちゃんどんな子なのか気になったんだもーん♪」
に「そうそうっ、だから俺たちこうやって〜」
せ「急いで尾行してきたんだっ、てへぺろ!」
よ「お、俺はよせって止めたんだぞ一応!!」
み「で、でもっみんなが行こう行こう言うからさ…っ!」
そんな声が聞こえて…
き「玉森、俺らとちょっと話さない?」
た「……」
き「言っとくがな、俺も尾行には反対だったからな!それだけは誤解するな!」
た「……」
き「でも一回さ、玉森とちゃんと俺ら話したかったから…」
もしかして、○○○○の皆さん…?
た「A…走れる?」
そう思ってると、裕太が耳元でそう呟く…
あ「走れるけど…えっ…わぁっ!?」
そう言おうとした瞬間、いきなり手をとって走り出した裕太…
あ「ゆっ…裕太っ…どうして逃げるの?」
た「……ごめん、あとでちゃんと話すから。」
その表情は、どこか悲しそうだった…。
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cyupa222(プロフ) - デビルズラインすきなんですか。? (2019年5月14日 10時) (レス) id: da0b847156 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サクサクコロッケ | 作成日時:2018年11月8日 19時