明日はきっと、いい日になる。

episode18【side.Tamamori】 ページ18

朝、せんせいの顔を見たときから…せんせいが体調悪いってこと…すぐに分かった。





きっとたくさん泣きながら寝たんだろう…。





せんせいの目…パンパンに腫れ上がっていたから…。





昨日、あんなことあって…体調も悪いのに…。





せんせいは無理して来て…いつものように俺に笑って…。





俺が問い詰めても、「大丈夫」って笑って…。





あ「玉森くんに…会いたいから…。」





そんなせんせいを見て、胸の鼓動が早くなった…。





こんな気持ちになったの…せんせいが初めて…。





きっと俺…せんせいに惹かれているんだ…。





初めて出会った、あの日から…。





きっと俺…このままじゃ…。





せんせいのこと…。





いつか…きっと好きになる…。





あ「ありがとう、ここまででいいよ？」





せんせいの家の前に着いたけど…。





このまま…帰りたくない…。





た「ちゃんと部屋まで送る…。俺…まだせんせいと一緒にいたい…。」









た「大丈夫…。俺…変なこと…しないから…。」





せんせいの手から少し強引に鍵を取って、部屋へと入った。





た「ベッド、どこ？」





せんせいをすぐにベッドに寝かせて…。





た「ちょっと冷蔵庫とか見てもいい？」





冷蔵庫から冷えピタや水を持ってくる。





あ「ごめんね…ありがとう…。」





た「俺がそばにいるから、せんせいは少し寝てな？何か欲しいものとかがあったら俺に言ってね。」





あ「でも、玉森くん…お仕事は…？」





た「今日は何もないから大丈夫。しばらくせんせいのそばにいるよ。俺がそうしたいから…。」





気づかないふりをしていた…。





でも…気づいちゃった…。





いつかきっと…好きになる…。





せんせいが…大切な人だって…。





あっという間に眠ってしまったせんせいを見つめる…。





た「もう…せんせいは無防備だな…。」





せんせいに…触れたい…。





た「でもそういうところが可愛いんだけど…。」





さらさらしている髪をそっと触る…。





た「もう…好きになっちゃうじゃん…。」

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