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恋人66 『夢誕5』 ページ21

「もしかして、
俺がずっと留守だったから不安だったんですかィ?」

意地悪にそう聞く彼の背中をバシ、と思いきり叩いて、

「当たり前でしょ」

と咎めるような口調で答える。

「俺ァ、アンタが仕事に夢中の間、
ずーっとこれなんだぜィ?」

…そう言われると罪悪感がするというものだ。
私は何も反論出来なくなり、
ごめん、と小さく謝る。

「A、誕生日おめでとうごぜェやす」
「あ、ありがと…」

彼は笑った後、
すぐ切り替えて真剣な表情になる。
つられて私も、彼を真剣に見た。

「A、アンタの一生くれやせんかィ?」

その質問に、思わず呆然としてしまう私。
少し溜め息を吐いて、
「何だ、そんなこと」と小さく呟く。

「もうとっくにあげるつもりよ」

そう言うと、総悟は私の左手を取り、
指輪をはめた。

「___え」

いきなりのことに驚いて、
それしか言えないままでいると、
総悟が自分の左手を私に見せてくれた。

そこには、確かに同じデザインの
指輪がはめてある。

私は笑って、総悟に抱きついた。

「私、一生アンタの恋人になれるって訳ね」
「恋人じゃなくて夫婦だろィ」
「どっちでも良いでしょ」

そして、どちらからともなく、
二人は唇を重ねた。

fin

あとがき→←恋人65 『夢誕4』



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千影(プロフ) - ルカさん» 大丈夫よ〜(*´▽`*)(日本語変なのは気にしない気にしない←)いってらっしゃい〜!でも、ホントに下手だよ!? (2015年5月5日 0時) (レス) id: 6eb58cf28f (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 千影さん» レス遅くなったぜ!!ごめんだぜ!(日本語変w)今から見てくる〜〜!! (2015年5月4日 23時) (レス) id: f3acc61247 (このIDを非表示/違反報告)
千影(プロフ) - ルカさん» (´△)/ナイナイナイナイトンデモナイ←頭可笑しいね、うんwあ、作ったよ〜wさっき作ったばっかだけどw私の絵見たら目が腐るよ?下手すぎてw← (2015年5月3日 19時) (レス) id: 6eb58cf28f (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 千影さん» うん。申請してたの見たw上手かったwwつくったら絶対見るよー>< (2015年5月3日 16時) (レス) id: f3acc61247 (このIDを非表示/違反報告)
千影(プロフ) - ルカさん» はやっ!うちも作らなきゃw一応、申請してきたぜw作ったら見てね〜(*´▽`*)下手やけどwおう!頑張ろう! (2015年5月2日 17時) (レス) id: 6eb58cf28f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルカ | 作成日時:2015年4月8日 22時

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