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恋人56 『沖田勝ちルート15』 ページ11

荒く吐き出される息と、
頬を伝っていく汗。

いつもみたいな余裕を何処かへ置き忘れたかのように、
何処か焦っているような表情。

「…そ、ご」

掠れた声が出た。

「………ごめん」

その私の言葉に、
総悟は悲しそうに顔を歪めて。

彼が何故そんな表情をするのか、
訳がわからないまま困っていると、
彼は私の上から退いた。

「…そうかィ」

___え?

「俺ァ、先帰りまさァ。
…じゃあな、A」

___え?え、どういうこと…?

混乱した私は、

「ま、待ってよ!
何で?私何かした!?」

ただ謝って今までのことを話すつもりだったのに、何故か距離を開けられた。

「何でって…他に好きな奴出来たんだろィ?」
「はぁ!?」

総悟の言葉に私はすっとんきょうな声を上げて全否定する。

「出来てないわよ、そんなの!
私が謝ったのは避けてたこと!!」
「何で避けてたんでィ?」
「そ、それは___」

私は少し躊躇った後、ゆっくり話し始めた。



「と、言うわけです…」

話し終えると総悟はにっこりと真っ黒に笑って此方を見る。

「いや、あの…反省はしてます。
ごめんなさい………」
「へぇ、反省?
反省で許されるとでも?」

___…ですよねー。

「ったく、要らねぇ心配したじゃねぇかィ。
こっちの身にもなりやがれってんでィ」

ぎゅ、ときつく抱き締められ、
安堵感にゆっくり目を瞑る。
が、次の彼の囁きにより私は青ざめた。

「お仕置きしねぇとねィ…?」



翌日。
私は畳にずっと座っているよりも腰が痛くなる羽目になった。

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千影(プロフ) - ルカさん» 大丈夫よ〜(*´▽`*)(日本語変なのは気にしない気にしない←)いってらっしゃい〜!でも、ホントに下手だよ!? (2015年5月5日 0時) (レス) id: 6eb58cf28f (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 千影さん» レス遅くなったぜ!!ごめんだぜ!(日本語変w)今から見てくる〜〜!! (2015年5月4日 23時) (レス) id: f3acc61247 (このIDを非表示/違反報告)
千影(プロフ) - ルカさん» (´△)/ナイナイナイナイトンデモナイ←頭可笑しいね、うんwあ、作ったよ〜wさっき作ったばっかだけどw私の絵見たら目が腐るよ?下手すぎてw← (2015年5月3日 19時) (レス) id: 6eb58cf28f (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 千影さん» うん。申請してたの見たw上手かったwwつくったら絶対見るよー>< (2015年5月3日 16時) (レス) id: f3acc61247 (このIDを非表示/違反報告)
千影(プロフ) - ルカさん» はやっ!うちも作らなきゃw一応、申請してきたぜw作ったら見てね〜(*´▽`*)下手やけどwおう!頑張ろう! (2015年5月2日 17時) (レス) id: 6eb58cf28f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルカ | 作成日時:2015年4月8日 22時

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