BD７３ ページ24
｢あ……ごめんね、まだ仕事終わってなくて｣
和『今日も？そんな今忙しいの？』
｢うんー。ごめんね｣
Aがそんな謝る必要ないけど…って携帯越しに優しい声が聞こえて。
あれから遥ちゃんが特に言いふらしてる様子はなくて。
けど、仕事押し付けたりお昼買いに行かされたり。
まるでパシリ。
和『最近カフェにも行ってないでしょ？相葉ちゃん寂しがってた』
｢うん…落ち着いたら行くねって伝えて。ごめんじゃあ切るね？｣
電話を切って盛大なため息がでる。
和くんにちゃんと話した方がいいのかな。
いつでもちゃんと気持ちを伝えてくれた和くんに隠し事は良くないと思った。
いくら無理やりされたとしても、油断してた私も悪いから。
遥ちゃんからの噂で耳にするくらいなら直接話した方がいいよね。
明日会えるかな…
ちゃんと自分で話そうと決断した結果は呆気なく翌日に砕かれた。
｢え、飲み会？今日ですか？｣
〇｢うん。いろんな企画に区切りがついたからお疲れ様って事でみんなで飲むらしい。Aさんはどう？行く？｣
もうすぐ定時って時間に、今日の飲み会の幹事を務めるのだろう先輩に声かけられて。
どうしよう、こういうのあんまり行かないんだけどな
｢あの…私はいいか｣
遥｢えー！飲み会ですか？行きます行きます！Aちゃんも行くでしょ？！｣
有無を言わせない笑顔でそう言われたから頷くしかなくて。
大丈夫だよね、人数結構来るみたいだし…
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作者名：ハチミツ
| 作成日時：2019年6月8日 0時
