５０曲目 ページ23
彩ｓｉｄｅ
ついに、初ライブ前日まで、ライブが迫ってきた。
『わ〜、どうしよ、もう緊張してきたぁ・・・！』
今はリハーサル中。
といっても、私は長くても、３時間ほどしか、リハができない。
まふたちには内緒だから、しょうがないんだけどね。
歌にダンスにトークに。ステージのライト、音響、演出、すべてを細かく調整するから、
３時間なんて、あっというま。
衣装も全部着て、すべてを通しでやる。
凛「それじゃぁ、トークのリハに移りまーす！」
観客のど真ん中に設置されたステージに移動する。
登場するときも、この場所の地下から、このステージへ上がって登場するんだ。
トークの内容を考えてきたにもかかわらず、全然言葉が出てこない。
凛「んー、ちょっと緊張してますか？」
『はい。ちょっとどころじゃないですね、これは。』←
少し休憩に入りまーすと、凜華さんが声を張り上げた。
凛「やっぱり、緊張してたかぁ。」
初めてですもん、ライブなんて。
リスナーとして参戦したことだって、１度だけなのに。
凛「歌もダンスもちょっと、いつもより硬いなぁって思ってたんだよね。」
うっ。ごめんなさい。
『・・・・こんなんで、本番ちゃんとできるかなぁ。』
凜華さんが突然、あっ！と何かを思い出したように言った。
『どうかしましたか？』
凜華さんは目を輝かせている。
凛「いろなちゃん！歌い手のライブには来たことある？？？」
『へ？あ、ありますけど。１度だけ。』
すると、凜華さんは私の肩を掴んだ。
凛「じゃあ、ライブのとき、盛り上がりというか、気持ちが昂ぶるのわかるよね？」
そりゃ、忘れられませんとも。
凛「なら大丈夫！本番はきっと上手くいくわ！！！」
『・・・は、はぁ。』
生返事になってしまったが、凜華さんは大丈夫！イケる！と、ひとりで興奮してる。
凛「よし！トークのリハはもういいわ！ぶっつけ本番で行きましょう！！」←
はっ！？←
凛「今日は、歌の出だしの再確認と、演出の最終微調整で終わりにするわ！」
勝手に話が進んでいき、結局、今日のラスト１時間は本当に、それだけしかやらなかった。
・・・明日、不安でしかない。
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くう - いきなりすみません！ちょこさん、多分それはまーしぃの“ま”だと思います！あ、とってもおもしろかったです！ (2020年5月15日 18時) (
レス) id: 3b96f8a338 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 前作の志麻くんの「ま」が間違っていますよ〜！ (2020年1月26日 17時) (レス) id: dc3aadf988 (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - Kさん» うん！！続編もよろしくね！！ (2019年9月13日 21時) (レス) id: 36fa550942 (このIDを非表示/違反報告)
K - 続編行くんだねー！ (2019年9月13日 20時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)
K - あ、また更新されてるー♪面白い！(そらるお母さんってwww) (2019年9月9日 13時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りぃな | 作成日時：2019年8月28日 16時
