立花彩の、歌い手Ｌｉｆｅ！【Part２】

４９曲目 ページ22

彩ｓｉｄｅ

何時にどこだ、なんて、大いに盛り上がってるところ悪いんだけど、


私、行かないからね。


いや、会場には居るんだけども。←


『ちょっと、いい？』


若「なんだ？」


『私、この日用事があって行けない。』


みんなの動きがピタッと止まる。


え、なにこれ、マネキンチャレンジ？？？←


若「どういうことだっ！？」


え、聞こえなかった？


『だから、用事があっていけないんだって。』


上「それは聞こえてるって。なんでそれをさっき言わなかったのかってことだろ。」


あ、そっち？←


『だって、みんな勝手に進めちゃうんだもん。』


小「あ・・・ごめんね。」


やっぱり小塚くんは優しい！癒やしだぁ！


私が頬を膨らませるのをやめると、翼や黒木くんも頷いてくれた。


黒「確かに、俺達に非があるよ。ごめんね、アーヤ。」


翼「ん、先約があるならしょうがないでしょ。」


忍も同意してくれる・・・というより、私が行けないことに残念そうにはしてるけど、


さほど興味がないらしい。←


黒「若武はね、アーヤと出掛けるのが楽しみだったんだよ。」


私と？


『はぁ。よくわからないけど分かった。』←


上「絶対わかってねー。」


よくお分かりで。←


『私も、みんなとお出掛けしたいって思ったことあるから、分かってるって。』


みんなが、もう望みはねーな、って顔でため息をする。


失礼な。


若「・・・わかった。とりあえず、次はもっと先に言えよ。」


『了解。』


小「アーヤにお土産買ってくるね！」


ありがと。でも多分、全部買うわ。というか、すでに自分のグッズは全部持ってる。←


もらったのは保存用にするね。←


『ありがと、小塚くん。みんなも、楽しんできてね！』


「「うん／おう！」」


私が帰ったのはこの１時間後。


帰ってからは、翌日の朝まで、死んだように寝てました。←

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