立花彩の、歌い手Ｌｉｆｅ！【Part２】

３９曲目 ページ11

そらるｓｉｄｅ

彩のクラスに着くと、他の１学年クラスのどこより、混んでていた。


ま「わぁ〜！繁盛してるね！文化祭って感じ！！」


文化祭だからな。


列の最後尾に並ぶ。


96「彩が接客でありますように！接客でありますように！」


となりにいるくろが、手を組んで祈っている。


諦め悪いな。


天「もし接客だったら、どんなコスプレしてるんだろね？」


さっきから忙しそうに出入りしている、恐らくここのクラスの人達は、


みんなそれぞれ、違うコスプレをしている。


クオリティー高いなー。


96「わしの親友だからなぁ、もしかして、黒猫だったり！！きゃー！！！照れる〜！！！」←


坂「ちょーまち！！たぬきかもしれへんよ！？な！浦さん！」←


浦「俺を巻き込むな―。そもそも、ハロウィンにたぬきっておかしいだろ。」


温度差・・・。←


でも、なんだかんだで、うらたさんもソワソワしている。


セ「案外、海賊とかだったり。」


海賊？


ま「・・・浦島坂田船・・・。」(ﾎﾞｿｯ)


まふが小さく呟いたのが聞こえる。


なるほど。


セ「あれ、バレへんと思たんやけどなぁ。」←


志「ん〜とりあえず、ミニスカならなんでもええわ。」←


また変なこと言ってるんだけど。


天「彩だし、無難なロングワンピの魔女とかなんじゃない？」


天月の余計な一言で、また夢を壊すなどうのこうのと始まった。


そして、気がつけば、最前列まで進んでいた。

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