17.突飛な彼と苦労する彼 ページ17
そう言うやいなや彼はインカムに何かを告げていた。
「いやいやいや、えっと、総統様？失礼を承知で申し上げますが、正気でございますか？」
gr「俺は本気に決まっているゾ！開発室の人手も足りなかったしちょうどいいだろう！なによりA嬢は面白そうだ！」
いや面白そうってなに？初対面の人間を幹部に、ってなに言ってるの？本当にこの人国のトップか？
言い合いを続けていると総統室の扉が開く。
「グルさん幹部増やすってどういうことですかねぇ！？」
そう言って入ってきたのは先程の赤マフラーの方だった。
gr「お、トン氏。どういうこともなにもそのままの意味だゾ！こちらのA嬢を幹部にするから諸々の手続きなんかは頼んだ！」
tn「いや意味分かりませんけど！？」
gr「A嬢、これはうちの書記長をしているトントンだ。分からないことは多分だいたいこいつに訊けばなんとかなるゾ！」
tn「先に説明してくれませんかねぇ！？」
なんか本当にごめんなさい。会話の噛み合わなさとそれでも突っ込み続けるトントンさんに普段からこんな感じなんだろうなというのが察せられてしまってつらい。私が悪い訳では無いけど申し訳なさが募る。
説明は私もしてほしいところだが、そもそも−
tn「それにこの人ヘリオスさんやろ？ヘリオスさんはどこにも所属せぇへんって有名やんか。」
当たり前のようにトントンさんも知ってるのか。まぁ調べたって言ってたしな。
ゾムは知らなさそうだったけど、どう見ても彼は戦闘特化だから知らされてないとかなのだろうか。
そう、私はフリーでどこにも所属しない。
それはなんとなくではなくて、幼なじみを探しているからである。
別に隠している訳では無いからその旨を伝えたところ、
gr「じゃあその幼なじみを見つければいいんだな！名前はなんと言うんだ？」
なんて仰られた。
「それは言いません。私が見つけたいというのと、なにかに悪用されては困るので。」
私がしていることは結果的に戦争の手伝いだったり裏の仕事だったり、恨みを買うものもけっこうある。普通に人助けもあるけど。
まぁつまりもし名前を伝えて私より先にあの子を見つけた悪い人や私を恨んでる人に嫌なことをされたら困るのだ。そんなわけで、誰にも手伝いは頼んだことがない。
総統とトントンさんはなにやら難しそうな顔をしていた。難しい顔の理由は全然違う気がするけど。
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ツネキ - お話のつなぎ方、お上手ですね…。いいな…。私の場合、文章を書こうとしても話がコロコロと変わってしまって…。それプラス話の繋ぎ方がどうにも下手くそで、へんな文章が出来上がってしまうんですよね…。尊敬です…！！ (2020年3月11日 5時) (
レス) id: b7a49d6e6e (このIDを非表示/違反報告)
こは(プロフ) - 雪兎さん» 雪兎様、応援とご心配ありがとうございます。全然無理はしていないので大丈夫ですよ！拙い作品ではございますが、これからも楽しんでもらえると幸いです*^^* (2019年12月5日 23時) (レス) id: ce808de654 (このIDを非表示/違反報告)
雪兎(プロフ) - いつもいつもお疲れ様です。これからも頑張って下さいね！応援してます！あっ、無理は禁物ですからね！お体に気をつけて下さいね？ (2019年12月5日 20時) (レス) id: 2fbdad1c3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こは | 作成日時：2019年11月23日 20時
