適材適所 ページ7
涼介に拒否された。
たぶん、俺が誰かわかってない。
それどころかここがどこかもわかってないんだ。
とりあえず涼介から少し離れようと思って、
ちょっとだけ、距離を開けた。
少ししてから涼介が立ち上がろうとしてた。
でも、倒れ込んで雨に当たる。
慌ててかけつけたら……過呼吸を起こしていた。
「…はぁ、はぁ、はぁ、……ぁ」
「涼介…涼介！しっかりしろ…大丈夫だから、！」
涼介は意識がなくなったようで、
嫌な呼吸だけが残ってる。
とりあえず中に入ってベッドに運ぶ。
「大ちゃん、どうしたの？」
「…あ、慧……！慧、助けて！涼介が…！！」
「…過呼吸？トラウマから来てるか……
大ちゃん、今他の子たちは宏太と一緒にいる。
だから、とりあえず雄也のところに行きな」
「涼介は……？」
「俺が見てるから。たぶん光が察してくれる」
「…ありがとう……慧、ごめんね」
雄也のところに行けって言うのは、落ち着けってこと。
雄也には俺が移動している間に
慧からのメールが入ってたみたいで、
何も聞かずに受け止めてくれた。
「…よしよし、大ちゃん頑張ったね。偉かったよ。
涼介のことは慧が見てくれてるからね」
「…雄也ぁ……俺、何もできなかった…！涼介が、
苦しんでるの、気づけなかった…守れなかった…！
もっと涼介を苦しめた…！
…俺、こんな弱い自分が嫌い……！」ｸﾞｽｯ
「…大ちゃんは頑張ったよ。
盾になろうとしてたんでしょ？怖かったでしょ？
涼介もそれはわかってると思うよ」
「…っわあああぁぁぁ！…ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ」
子供みたいに雄也に抱きついて、わんわん泣いた。
雄也は嫌な顔1つせずに優しく背中を撫でてくれた。
悔しい、涼介を守れなかったんだ。
ヒカが来てくれなきゃどうなるかわからなかった。
雄也みたいに強ければ……！
これからは強くならなきゃ。
心も、体も強くなって、俺がみんなを守るんだ。
……だから、ちょっと待っててね涼介。
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るち(プロフ) - 離音さん» お返事遅くなり申し訳ございません。貴重なご意見ありがとうございます。前向きに検討しようと思いますので今しばらくお待ちくださいませ (2021年2月3日 10時) (
レス) id: b87c1b1bc7 (このIDを非表示/違反報告)
離音(プロフ) - 続編見たいです！このお話大好きで、…とっても面白かったので^ ^でも、あくまで個人の意見なので…作者さまがやりたいと思ったらやればいいと思いますけど^ ^（上から目線ですみませんm(_ _)m） (2021年1月14日 17時) (レス) id: 1c102abba4 (このIDを非表示/違反報告)
るち(プロフ) - 愛ingJUMPさん» 裏で引っかかったことないんですけど……（笑）とりあえずそれを消して解除申請するしかないですね…… (2019年9月26日 6時) (レス) id: f268181383 (このIDを非表示/違反報告)
愛ingJUMP(プロフ) - るちさん» ねね、Rの解除ってどやってするん？（悟って笑）裏って言葉が原因ワードらしいけど裏って言葉を言い換えるにもわからんし…って迷っどったとこ笑 とりあえず更新だけしてる笑 (2019年9月25日 22時) (レス) id: 821ef3672a (このIDを非表示/違反報告)
るち(プロフ) - 愛ingJUMPさん» わー！お久しぶりです〜！もちろん覚えてますよ（笑）こちらこそこれからもよろしくお願いします！！ (2019年9月25日 20時) (レス) id: f268181383 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るち | 作成日時：2019年9月8日 14時
