2人目の来客 ページ3
新しい家に来て、
しばらく経った頃……
再び俺らの日常を乱す存在が現れた。
それは1ヶ月に1度の大掃除の日だった。
俺と涼介は2人で庭を囲む門や塀の掃除担当。
大晦日までにある程度キレイにしとかないとなぁ…
「だいきにぃ、お水冷たいね…」
「外寒くなってきたからなぁ……涼介は大丈夫？
風邪ひかないように気をつけてな」
「うん！ありがと」
こんな感じで2人でわちゃわちゃと作業していた。
後ろを通り過ぎた高そうな車が少し先で止まって、
高そうなスーツを身にまとった人が降りてきた。
？「…ようやく見つけた……」
「…あ、ぁ……！」ｶﾞﾀｶﾞﾀ…
とおった鼻筋に深めのホリ。
どこかで見たことあるようなキレイな顔の男の人。
……ここですぐに涼介の異変に気づかなかったのは
俺の最大のミスだった。
？「…まさかこんな所にいるとはな……」
「…失礼ですが、どちら様でしょうか？」
その人は俺なんかに目もくれずに、いつの間にか
俺の後ろに隠れてた涼介の腕を
引っ張って髪を思いっきり掴んだ。
？「帰るぞ」
「…ゃ、！……ぁ、ぉと…さん……」ﾋﾞｸﾋﾞｸ
お父さん？お父さんって言ったか？それって…！
「…涼介から手を離してください！」
父「なんだ、キミは。これはうちのだ。
人の家のを勝手に匿って……
これの親権は私にあるんだぞ！
キミこそ、さっさとどかないと訴えるからな」
そうしている間にも涼介は見たことないぐらい、
怯えて青ざめた顔でガタガタと震えていた。
「とにかく涼介から手を離してください！
震えてるの、見えないんですか！？
それにこの子はあなたの
この子のことは僕が責任を持って面倒みます。
お父さん、お願いですから、涼介を
僕たちに預けてください。お願いします！」
涼介は父親は冷めた目で涼介を一瞥すると、
髪をさらにキツく掴んだ。
その痛みで涼介の顔が歪む。
父「帰るぞ。いいな？」
「…ゃ、です……」
父「なんだと？」
「ぃやです……僕は…ここにいたいです……
お兄ちゃんたちと……一緒がい…！」ﾊﾞｼｯ
乾いた音が響いた。
涼介の顔を思いっきり殴った音だ。
「涼介！」
腕を掴んで、涼介から引き剥がそうとするも
いとも簡単に振り払われてしまう。
「…ぅ、…お父さん……ごめ、なさい……」ｸﾞｽｯ
父「親の言うことが聞けないのか……！」
「やめろ！」
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るち(プロフ) - 離音さん» お返事遅くなり申し訳ございません。貴重なご意見ありがとうございます。前向きに検討しようと思いますので今しばらくお待ちくださいませ (2021年2月3日 10時) (
レス) id: b87c1b1bc7 (このIDを非表示/違反報告)
離音(プロフ) - 続編見たいです！このお話大好きで、…とっても面白かったので^ ^でも、あくまで個人の意見なので…作者さまがやりたいと思ったらやればいいと思いますけど^ ^（上から目線ですみませんm(_ _)m） (2021年1月14日 17時) (レス) id: 1c102abba4 (このIDを非表示/違反報告)
るち(プロフ) - 愛ingJUMPさん» 裏で引っかかったことないんですけど……（笑）とりあえずそれを消して解除申請するしかないですね…… (2019年9月26日 6時) (レス) id: f268181383 (このIDを非表示/違反報告)
愛ingJUMP(プロフ) - るちさん» ねね、Rの解除ってどやってするん？（悟って笑）裏って言葉が原因ワードらしいけど裏って言葉を言い換えるにもわからんし…って迷っどったとこ笑 とりあえず更新だけしてる笑 (2019年9月25日 22時) (レス) id: 821ef3672a (このIDを非表示/違反報告)
るち(プロフ) - 愛ingJUMPさん» わー！お久しぶりです〜！もちろん覚えてますよ（笑）こちらこそこれからもよろしくお願いします！！ (2019年9月25日 20時) (レス) id: f268181383 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るち | 作成日時：2019年9月8日 14時
