【ヒプマイ】12は不吉な数字です。【逆ハー】【愛され】【ギャグ】

お気に入り者数600人突破記念特別ストーリー〜1〜 ページ37

『ん...？いったぁ...』

なんだここ

あ、家か。

びびったわ。

『あれ？』

家具の配置が違う。

けどしっかり私の部屋である。

「入るぞ」

『えっ！？』

容赦なく開く部屋のドア。

「！？誰だテメェ...！」

『え！？兄さん！？』

一郎「は？A...？」

にしては...と呟く兄さん。

いや、兄さんにしては若い...？

ちらっと目に入ったカレンダー。


H歴元年


『はぁ！？』

一郎「うおっ！」

私がいたのはH歴3年。

『た...た...タイムスリップ...？』

一郎「な？何言ってんだ？」

『ねぇ、どうしよう！兄さん！私、タイムスリップしちゃった...!!!』

一郎「待て待て！うるせぇ！」

兄さんに宥められ静かに椅子に座る。

一郎「お前いくつだ？」

『18歳』

一郎「...」

『いや、信じてよ！』

一郎「まぁ、確かに雰囲気が違う...」

まじまじと見てくる兄さんから気まずくて目をそらす。

一郎「...なんだよ」

左馬刻さんに似てる...

口が裂けても言えない。

あ、今の兄さんには褒め言葉か。

一郎「タイムスリップ...タイムスリップかぁ...寂雷さんのとこ連れてってみるか...」

いや、医者どうこうではないだろ。








寂雷｢タイムスリップか...興味深いね...｣

左馬刻「これがあのちびっこか？」

乱数「大人っぽーい！」

な ん で こ う な っ た

うわぁ、The Dirty Dawgだ...

そういえば、顔出してたな...

兄さんに連れられて。

そのときから左馬刻さんのお気に入りだった気がする...。

あれか、妹は大切に的な。

なら今はどうなんだ。

雑な扱いになってるぞ左馬刻さん。

寂雷｢違法マイクのせいで年齢が上がったってことは？｣

『私、昨日までH歴3年にいました』

寂雷｢ふむ...｣

乱数｢って思い込んでるだけじゃない？｣

乱数がけろっと私の顔をのぞき込む。

『え...乱数の未来でもいえばいいの...？』

乱数｢あれ？’’乱数’’？｣

あっ

前は乱数さん呼びだった気がする。

やらかんたんじゃね？これ。

乱数｢いいね！そっちのほうがいい！乱数って呼んで！｣

いいのか。

え？いいのか。

もしかして、思い出せない’’乱数’’呼びになった原因これ？

怖ー...

左馬刻「俺の呼び方は変わってねぇのか？」

『左馬刻さん』

小さく舌打ちした左馬刻さん怖い。

だからいつまでも左馬刻なんですよ左馬刻さん。

左馬刻さん左馬刻さん。

寂雷｢私は？｣

『寂雷先生です』

寂雷｢そうかい...｣

くっそ、可愛いかよ。

凹むなよ！

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