【ヒプマイ】12は不吉な数字です。【逆ハー】【愛され】【ギャグ】

三郎「姉さんは彼氏とか作らないんですか？」『いや、できないし』三郎「...」『その目怖いわ、何』三郎「いつまでも姉さんはそのままでお願いします...」『怖い怖い』 ページ36

『どうして急にこんなことを？』

左馬刻「なんとなく」

『そうですか』

銃兎「納得するんですね」

今は左馬刻さんの車の中。

運転席に左馬刻さん。

助手席に銃兎さん。

後部座席に私と理鶯さん。

左馬刻さんが夕食に誘ってくれた。

それも今日の朝、急に。

『場所教えてくれませんでしたけど、私お金そんなにないですからね』

左馬刻「ガキの所持金なんて期待してねぇよ」

『なっ！ガキじゃないです！それに、これでもバイトしてます！』

理鶯「それは初耳だな。何をしているんだ？」

外を見ていた理鶯さんが食いついた。

『えっとぉ...』

これ、絶対馬鹿にされるやつだよ...

あぁ、理鶯さんそんな瞳で見つめないで...

銃兎「何黙り込んでるんですか。やましい仕事ですか？」

『な訳ないじゃないですか！ゆ、夢を与える仕事です...』

左馬刻「夢だァ？んだそれ」

タバコをふかしながら左馬刻さんは鼻で笑った。

銃兎「え、あなたまさか」

理鶯「夢の国か」

やだ、理鶯さん可愛い。

じゃなくて

『まぁ...はい。週3ですけど』

左馬刻「だから、たまに連絡取れねぇのか」

銃兎「左馬刻、あなたそんなに連絡してたんですか」

左馬刻「うるせぇ」

理鶯「ディズニーで何をしてるんだ？」

『キャストです。小さい頃からの夢で』

左馬刻「シフト教えろ。その時行ってやる」

左馬刻さんはにやっと笑った。

『いや、勘弁してください』



左馬刻「着いたぞ」

『おぉ、おしゃれ...』

海に面しているレストラン。

夜なのに暗いとは感じないが眩しいとも感じない。

『あ、待って左馬刻さん』

左馬刻さんは予約していたのかスタスタの店員案内なしで歩いていってしまう。

『おぉ...』

窓はなく、潮風が吹いてきて気持ちいい。

銃兎「いい雰囲気ですね」

理鶯「いい匂いもするな」

左馬刻「コースだから、頼まなくていい」

『高そうな...それは、奢ってくれるってことでいいんですか？』

左馬刻「は？最初からそのつもりだよ」

おぉ、イケメン...

左馬刻「なんだその顔」

『イケメンな左馬刻さんにびびってました』

左馬刻「舐めてんのか？」

おぉ、イケメンが消えた。



私はもちろん理鶯さんの隣に座った。

理鶯さんはお肉などを切らなくても1口で食べてしまう。

それに比べて銃兎さんはしっかり小さく切って食べている。

え、左馬刻さんもしっかり切ってる。

左馬刻「なんだよ」

『え、左馬刻さんが礼儀正しい...？』

左馬刻「しめんぞオイ」

お気に入り者数600人突破記念特別ストーリー〜1〜→←二郎「姉ちゃん...!助けて！課題終わらない！」『手伝うよ。見せてみ』二郎「これなんだけどよ...」『え、自分のこと書く課題を人にやらせるの？』二郎「姉ちゃんなら出来ると思って」『いや、どうゆうこと』

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