【ヒプマイ】12は不吉な数字です。【逆ハー】【愛され】【ギャグ】

お気に入り者数600人突破記念特別ストーリー〜3〜 ページ39

なんか、バタバタ聞こえる。

Aの部屋か？

一郎「おい、A大じょ...」

高校の制服を着ているA。

いや、少し顔が幼い？

二郎「兄ちゃんどうし...は？」

三郎「いち兄どうしまし...え？」

怯えたAは俺達と目を合わせようとしない。

二郎「違法マイク？」

一郎「おい、A。大丈夫か？」

『え...あ...』

混乱しているのか状況を理解していないようだ。

一郎「A、自分の年齢言えるか？」

『15...』

三郎「3年前...」

二郎「3年前の姉ちゃんか...あんま話した記憶ねぇな...」

一郎「...」

二郎「兄ちゃん？」

三郎「いち兄？」

一郎「可愛い...」

二郎三郎「「え」」

不謹慎だが怯えた目が可愛い

病んでるわけではない。

小動物感があって可愛い。

三郎「なんでここにいたか分かります？」

『起きたら...』

二郎「タイムスリップか？」

ラノベみたいだな

二郎「ラノベ的にはまた寝れば大丈夫だろ」

三郎「そんなアホみたいか解決方法でいいわけが」

一郎「そうだな！寝ればいいんだな！」

三郎「そうですね！いち兄！」

二郎「おい三郎」

『なら寝る。もう寝る』

小さく呟いたA。

体が小さく震えているように見える。

一郎「そう...だな。でも寝れるか？」

『...』

三郎「いち兄、シンジュクディビジョンの医者に電話してみては？」

一郎「おぉ、そうだな！」









一郎「わざわざすいません、寂雷さん」

寂雷「いやいいんだよ」

寂雷さんにはAのことは説明した。

寂雷さんは焦らず、興味深い...の一言で片付けた。

Aと俺と寂雷さんの3人の部屋。

見覚えがある。

寂雷｢...一郎くん、前にもあったかい？こんなこと｣

一郎「そんな気が...しますね...」

3年前のAなら寂雷さんとも面識があるだろう。

寂雷｢タイムスリップ...｣

一郎「！」

この状況に異様に合った言葉の響き。

寂雷｢今ここに3年前のAちゃんがいる。なら本来この時間にいるはずのAちゃんは3年前の私たちといるのでは？｣

一郎「そんな記憶...」

ないと言おうとした。

言えなかった。

俺の頭を撫でるAの記憶があったから。

だが、Aはそんなことはしない。

ただ、二郎や三郎にはよくやる。

3年前の俺と今のAなら俺の方が年下だ。

撫でられてる？

寂雷｢一郎くん？｣

一郎「こんなこと...あった気がします...」

『.....』

寂雷｢あ、もう寝ているね｣

寂雷さんのおかげもあってAは寝ていた。

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