江戸の名探偵。

゛ ページ4

「ん〜君、重度のマヨラーだね。それも周りが引くほど。」



行き成り何を言うのか、だが土方は何故名も知らぬ女にこんな事を知っているのかが不思議でしょうがなかった。


が、隙あり〜と少女はダッ！とキャリーケースを引きずり、驚く早さで屯所内に入って行き、局長室の方へと走っていった。



土方はハッ！と意識を覚醒し、少女が走っていった方へと走っていった。



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿





栗色の童顔＿＿沖田総悟は近藤の様子には気にせずに土方抹消計画を立てていた。





そう、誰かに突進されるまでは。






もう一度言おう。




＿＿誰かに突進されるまでは。






ダダダッ！と後ろから走る音が聞こえてきた沖田は土方のマヨネーズ隠したことバレたか？と思いきや、



ドンッ！！と背中から突進されバランスを崩した沖田はグェッと背中を踏まれた沖田が目の前を見ると、キャリーケースを持った糸目の少女が見えるでは無いか。





「何しやがんでィ……糸目女。」




Aはクルッと後ろを見ると


「はぁ？名探偵に道を開けない君が悪い！」



プクーと頬を膨らませ、沖田の方を見るとあっ、と口にする。




「君は後十分後に鬼の副長に書類を渡され、一時間後に隠したマヨネーズを何処にやったか言われるよ。」



まるで預言者だ。



沖田は何か言おうとしたが、もう糸目の少女は消えていった。





＿＿＿沖田はそこで寝た。

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