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第四十話 ページ44

A視点


「死人も同然!」


「悪魔の子!」


非難し、罵倒する声。


「A...どうしてっ」


悲しむ家族。


「Aちゃん〜私達より先に死なないでね?」


友達との約束。


「あぁ!愛している!」


狂い、襲いかかる手。


「ブロロロロ」


迫り来るトラック...突然真っ暗になり、私は海の底まで沈んでいった。


深く、深く...。


 泳ぐことを知らないかのように、諦めたように、力を抜いてただ、沈む.........。


 苦しい!苦しい!息ができない...!


「Aちゃん」


溺れる私を暖かい光が包み込む。


 こちらの世界で、私が初めて友達と呼べる相手...探偵社の、みんな。


 ............えっ。気がつけば目の前にはみんなの死体。


 みんな!なんで?どうして!


「お前のせいだ」


「あなたの能力のせいで」


「君が殺したんだよ...」


 違う、違う...違う!


「はっ!はぁっはぁっ...」


あまりの息苦しさに目を覚ます。


 息が上がり、身体中ぐっしょりと汗をかいていた。気持ち悪い...。


 嫌な夢を見た気がする。でも......途中までしか思い出せない。


 死人も同然...悪魔の子、か。あのボスの言葉が脳内から離れない。


 ばーかばーかとか、随分と幼稚な非難ではあったけど、

何気に的を得てたし心の奥深く、覗かれたくないところをそれこそペンチでえぐられたようだった。





 .........どうしよう、眠るのが、怖い。

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水無月麗(プロフ) - MANA☆さん» ありがとうございます😭 頑張ります! (2月8日 20時) (レス) id: 2daa15024e (このIDを非表示/違反報告)
MANA☆(プロフ) - わ、和歌月ちゃんが可愛いです…応援しています!投稿頑張ってください! (2月8日 17時) (レス) id: 320ec2c20a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水無月 麗 | 作成日時:2024年1月30日 16時

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