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第十三章 ページ15

太宰さん視点


次の朝、私はとても寝起きが良かった。


 いつも朝はとても憂鬱で、


「あー死にたい」


なんて思うものだが、今日はどうしたことか少しウキウキまでしている。


 何かとても良いことが、起きる予感がするのだ。ちなみに、私の勘は大抵当たる。


「コンコンコン」隣室のドアをノックすると返事の代わりにモゾモゾと衣擦れの音がした。


(なんだ、まだ眠っているのか...)


太宰さん「入っても良いかい?」


流石に女性が寝た部屋へ許可なく押し入るほど私もバカじゃない。


「ドタンッ!バタンッ!ゴツンッ!」


あまりの大きな音にびっくりし流石に心配にもなったので


「だ、大丈夫かい?」


とドアを開けてみれば、頭を抑えてうずくまる彼女の姿があった。


太宰さん「どうしたんだい?すごい物音がしたのだけど、怪我はないかい?」


彼女のそばへしゃがみ込むと、少し遠慮がちに頭を撫でる。


「す...みません、寝ぼけて、壁に頭を...」


なるほど...寝ぼけて......それにしては嫌に汗をかいてるな、

顔も真っ青だし寝ぼけてるだけだとはとても思えない。


が、まずは頭を冷やすのが先決だ。こぶでもできたらたまらない。


太宰さん「そうか...それならまず頭を冷やさなければね、布団に戻っていて」


「はい...」


そういうと彼女は立ちあがろうとした。


 ところがうまく力が入らずバランスを崩して座り込んでしまった。

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水無月麗(プロフ) - MANA☆さん» ありがとうございます😭 頑張ります! (2月8日 20時) (レス) id: 2daa15024e (このIDを非表示/違反報告)
MANA☆(プロフ) - わ、和歌月ちゃんが可愛いです…応援しています!投稿頑張ってください! (2月8日 17時) (レス) id: 320ec2c20a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水無月 麗 | 作成日時:2024年1月30日 16時

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