じゅじゅレイヤーの私が呪術廻戦の世界に入ってしまったんだがどうしたらいい。【呪術廻戦】

46、親友になれば ページ47

ってか傑Aと距離が近すぎんだよ早くどけ。

「傑、どいて」

「おっと…珍しいじゃない悟がムグッ」

傑をAの隣から退けて余計なことを言う口を手で塞ぐ。

「Aなんで着替えたの？これから風呂じゃん」


『ぁ、えっと…なんかさっき五条さんが悩んでたというか思い詰めてる感じだったので親友の姿になれば相談とか頼ってもらえるかなって………思ったので』





「は、やば傑やばくね」

「悟落ち着いてわかったから」


ちょっとさっきの気づきもありキャパオーバー。
何？俺を気遣ってくれたってこと？何それ可愛いじゃんやばい好き。
いや、落ち着け僕。

頭がぐるぐるして思わず口封じの手が外れて傑の肩をグラグラと揺らす。

ヘドバン状態の傑から抑制されても頭の興奮は収まらず…。

「俺やばい久しぶりにやばい」

「悟、大人の悟でこっちに戻ってきて。Aがめちゃくちゃ困惑してる」

「ふぅ……A、僕に気を使ってくれたんだね、嬉しいよありがとう。」(めちゃくちゃイケボ)

「悟。そんなキリッとキメ顔決めてないでほんと落ち着いて。」


傑にバシッと頭を軽く叩かれて体に入っていた無駄な力が抜ける。

それと同時に目の前のAの表情がちゃんと見れた。
僕が「やばい」とか言ったせいだろうか、めちゃくちゃ困った顔してめっちゃ気まずそうにしている。

やばい早く弁解を───

『ご、ご迷惑で「違う違う！！」えっ』


否定するのはやっとAが呟いていたがほんとにその通りだと思う。


「ちょっとAの気遣いが心にしみて取り乱しただけだよ。ごめんありがとうね。」

『そ、そうですか…？それなら良かった…。あの、五条さん……』

「何？」

『今の状態で私を抱き寄せると絵面が腐的かなって……』

「え、」

いつの間にか反射的に腕の中に収めていた傑と目が合って思わずスンッと我に返る。

Aであり、Aでない。
傑であり、傑でない。

「おや、悟。私を抱きしめているのは嫌なのかい？」

「やだわ」

流石に体格や身長は傑と全然違うけど見た目がまんまだから……ねぇ、って感じ？

「にしても私とそっくりだね？一眼で写真でも撮る？」

『えっ、恐れ多いです』

「撮るなら3人で撮ろうよ」

「寂しくなっちゃったのかな悟くん」

「うん僕寂しくなっちゃった」

「煽り耐性がついたのはいいことだけど面白くないな」

「は〜い撮るよ〜」

『えっ！！は、はい！！』

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