じゅじゅレイヤーの私が呪術廻戦の世界に入ってしまったんだがどうしたらいい。【呪術廻戦】

11、筋トレしようかな ページ12

「んー、聞こえてない……？」


これからどうしよう。

就職とかできるのかな。

住所も、戸籍すらないのに……出来ないよね。



「おねーさん！！」

『わっ、！……ぇ、と』


いきなり肩に手を置かれ、耳元で大きな声で叫ばれた。

びっくりして後ろを振り返れば暗くてよく見えないが、青年らしき人物が立っていた。


「やっと気づいた…」



『ぁ……え、ま、ひと？』



青年をよく見れば顔にツギハギの模様、綺麗な色違いの目。

紛うことなき呪霊の真人さんだった。



「あれ、俺の事見える？」


『あっ、……あれ？本当だ……なんで？』


私に呪力は宿っていないはずなのに、何故か見えている。

トリップした時に特殊な能力でも貰ったのだろうか。


「泣いてたからダメ元で話しかけてみたんだけど、正解だった……

ってかなんで名前しってるの？」


『えっ、あ、……えっと…』



ダメだダメだ。変なことをしたら殺される。しくった完全にやらかした。

どうすればいいんだ、素直に説明する？でもそれで殺されたら、

笑えないぞ、トリップ1日目で呪霊に殺されましたー！なんて！！


「……俺のこと知ってるっぽい？本当、何者？…………殺さないからさ。約束する、だから俺と一緒に来てよ！」


『ぇ、ちょっと！？』


座っていたベンチから立たされて腕を引かれた。急いで自慢の反射神経でサンドイッチとお茶を手にし、急いで足を動かす。


「真人でいいよ。君は？」

『八雲A…です。』

「そう、A。今日からよろしくね！」


腕を引っ張りながら優しくニコリと笑う真人に少し緊張が溶けた。

けど、信用ならない。原作で順平くんやっちゃってるし！！


目的地まで真人は腕を離すつもりは無いらしく、未だに腕が掴まれたまだ。

めっちゃスリリング


「そのリュック重そうだけどさ、何入ってんの？」

『えっと私物です！』


無言だった真人が私のリュックを刺して聞いてきた。


そりゃコスプレの服とかですよ。なんて自己紹介すらしていないのに趣味をさらけだしては行けないと思い私は適当ににごした。


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