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2、始まり ページ3

一郎Side


あの日俺が買い物に連れ出したからだ、

あの時俺がもっと早く気づいていれば

あの時しっかり腕を掴めていれば


そんなことを考えてももう遅いんだ

二郎と三郎にも話した

Aが事故にあったことを


葬儀も済ませた


Aの両親は数年前に他界をしてしまっている



あいつ……両親の所に逝けて幸せなのか?
俺には分からないけど…

お前を救ってやれなかった俺には考える権利なんてないけど…



今考えても自分の無力さともうAと話せない遊べない会えないと言う現実に涙が出てくる


後者は弟たちも同じだ、Aのことを思い出しては涙を流し珍しく慰め合っている



三「うっ、ヒック……Aさん……」


二「三郎……クッ……ウッ……泣くなよ…」


三「二郎もな…ウッ………グスッ」


二「はぁ…ヒック…?せっかく慰めてやったのによ……」

ちょっと喧嘩腰なのは変わらないみたいだな


Aが逝っちまってからもう一年が経つというのに俺たちは立ち直れないでいる



一「A……ごめんな…」


シャッバサバサッ


……なんの音だ?カーテンか?



一「二郎ー三郎ーどっちかカーテン弄ってっか?」


三「二郎ならともかく僕はやってませんよ!」


二「三郎てめぇ!俺だってやんねぇよ!」


三「はっ!どうだか!低脳の遊び道具には丁度いいんじゃない?」


二「あ''ぁ''!?ざけんな三郎!!」




さっきまでの慰め合いはどうしたんだよ、

でも二郎も三郎も弄ってないとすると……勝手に?いや、有り得ねぇよな、


なんだ?幽霊か?俺は大丈夫だが弟達が怖がりだからな、



ガチャガチャバン!


一「今度はドアか……」


二「兄ちゃん?今の音何?」


一「あー……お隣さんがなんかやってんじゃねーか?」


二「そっか!夜に騒がしいなー」



なんとか適当に誤魔化した

弟のビクビクした姿は見たくねえもんな



何分かしたら収まったので俺達はそのまま眠りに落ちた

3、ポルターガイスト→←1、きっかけ



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設定タグ:ヒプマイ , 山田家 , 幽霊   
作品ジャンル:笑える話
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おばけ〜ぬ - 神作品だと…!?すこ♡ (2022年11月25日 20時) (レス) @page36 id: 1eb2d10d14 (このIDを非表示/違反報告)
やと(プロフ) - 新.sinさん» ええええ!ありがとうございます(´;ω;`) (2020年2月27日 14時) (レス) id: d7342b4737 (このIDを非表示/違反報告)
新.sin - えっ....めちゃくちゃいい話じゃないっすか.......(´;ω;`)ウゥゥ.... (2020年2月25日 18時) (レス) id: 72bc061c7e (このIDを非表示/違反報告)
消しゴム(プロフ) - 零衣さん» まじですか!ありがとうございます!(?) (2019年9月8日 12時) (レス) id: d7342b4737 (このIDを非表示/違反報告)
零衣 - 読みました!ギャグって書いてあるのに泣いたのは私だけですか? (2019年9月8日 10時) (レス) id: 1853374a21 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2019年6月1日 12時

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